ホームページで上位表示を狙うための効果的なSEO対策の方法とは?

この記事でわかること

  • Webサイトを上位表示させる方法
  • SEOや検索エンジンの全体像
  • 具体的なSEO対策

こんな人におすすめ

  • 具体的なSEO対策の方法を知りたい
  • ホームページの検索順位を上げてアクセス数を増やしたい
  • ホームページからの問い合わせを増やしたい
目次

SEOとは?

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジンの最適化を意味します。

検索エンジンの最適化とは、googleの検索エンジンで特定のキーワードを入れて情報を調べた時に、自分のWebサイトを上位表示させることで、アクセス数やお問合せ数などを増やすウェブマーケティング施策の一つです。

SEOを行う上で重要な考え方

SEOで重要なのは、Googleの考え方を理解し、Googleから評価を受けるサイトやコンテンツを作成していくことです。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。

Googleが掲げる10の真実

こちらは、Googleのサイトに掲載してある「Googleが掲げる10の真実」の内容を一部抜粋したものです。Googleはこの考え方を理想に掲げており、検索エンジンもこの考えに沿った形で運用していると言えます。

上記の内容は以下の内容のように解釈できます。

  • ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。→ユーザーを第一に考える
  • 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。→専門性に特化していることが重要
  • 遅いより速いほうがいい。→ウェブサイトへのアクセススピード
  • ウェブ上の民主主義は機能する。→たくさんの人から評価されているサイトが良質なサイト
  • 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。→モバイルファースト
  • 悪事を働かなくてもお金は稼げる。→サイトと関連性のない広告掲載はしない、検索順位はお金で買えない

つまり、ユーザーを一番に考え、専門性に特化した情報をユーザーのストレスがないように素早いアクセスで、場所の制限がないように提供しているWebサイトが、googleにとっての優良サイトで、上位表示させたいサイトになります。

また、「PageRank(検索順位)はお金では買えない」と明記しているので、Google検索の上位表示には裏技はないということです。SEOを行なっていく際は、この考え方をベースに全ての施策を行なっていくことが、検索エンジン上位表示の一番の近道になります。

3つのSEO対策の種類

  • 内部対策
  • 外部対策
  • コンテンツSEO

内部対策

内部対策とは、Googleの検索エンジンに正しくWebサイトの情報を伝えるために整えておくべきサイトの中身の対策のことです。技術的な内容が多いため「テクニカルSEO」とも呼ばれたりします。

内部対策を行うことにより、情報を正確に検索エンジンに伝え評価してもらえるため、評価の結果がランキングに反映されるのを早めたり、上位表示を促したりすることができます。

具体的な対策方法に関しては、この後のセクションで詳しく説明していきます。

外部対策

外部対策とは、外部のWebサイトやSNSなどに自社のリンクを掲載してもらい、検索エンジンからの評価を得るという方法です。

外部対策は別サイトにリンクを掲載することから被リンクとも呼ばれており、自社サイトと関連性の高い外部サイトやSNSにリンクが貼られることで自分のサイトの評価も上がる仕組みです。

しかし、被リンク目的で関係のないサイトなどにリンクをとにかくたくさん貼るリンクスパムという行為などがあり、これは一時的にはSEOが上がりますが、最終的にはGoogleからスパム行為と認定されるので、何をやってもSEOが上がらないサイトになってしまいます。

最悪の場合、ドメインを取り直さないと全く上に上がってこないケースなどもあるため、被リンクは意図的に行うのではなく自然に貼られるもののみで行なっていく方がいいでしょう。

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成し、検索エンジンの上位に表示させることによりユーザーの獲得を行なっていく施策のことです。

ユーザーが検索するであろうキーワードの選定や、ユーザーの検索意図などを汲んだコンテンツ作成などを行い、検索の上位表示を狙っていきます。

SEO対策を行うのであれば、内部対策とコンテンツSEOの二つを行なっていきましょう。

SEO対策の3つのメリット

SEO対策を行い上位10位以内に表示されることで、ユーザーの目に触れる機会は格段に多くなるので、商品やサービスの認知度はもちろん、ブランディングなども強化することができます。

現在の購買プロセスは、8割以上がオンラインで完結すると言われております。なので、オンラインで購買意欲のあるユーザーにアプローチできる体制を作っておくことは、ビジネスを伸ばしていく上で、とても重要な役割を果たします。

  • 高い集客力
  • 持続的な集客が期待できる
  • 潜在客と顕在客にアプローチができる

高い集客力

SEO対策の最大のメリットは、高い集客力です。こちらは、検索順位ごとのクリック率です。

検索順位ごとのクリック率

  • 1位・・・28.5%
  • 2位・・・15.7%
  • 3位・・・11.0%
  • 4位・・・8.0%
  • 5位・・・7.2%
  • 6位・・・5.1%
  • 7位・・・4.0%
  • 8位・・・3.2%
  • 9位・・・2.8%
  • 10位・・・2.5%

引用元:https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/

仮に月に10000件の検索数があるキーワードで1位表示された場合、サイトへの流入は2850件/月獲得することができます。リスティング広告と比較すると、リスティング広告のクリック率が3上位表示された場合でも3%程度なので、SEOで上位表示させたコンテンツの方が圧倒的に集客力があると言えるでしょう。

持続的な集客が期待できる

SEOの特徴が、一度上位表示されるようになると持続的に上位表示されるという点です。もちろんこちらも保証があるわけではありませんが、競合が良質なコンテンツを作成したり、検索エンジンのアップデートによりアルゴリズムが変更するなどの変化が起こらない限りは、上位表示され続ける可能性は高いです。

しかし、一度上位表示されたからといって、記事のリライトや更新などのアップデートを行わないと、検索エンジンからの評価が徐々に下がってきてしまうため、定期的なコンテンツの見直しは必要になってきます。

潜在客と顕在客にアプローチができる

購買意欲が高いユーザーと、情報収集レベルのユーザーは検索する時に使うキーワードが変わってきます。

  • Knowクエリ(情報を知りたい)・・・「〇〇とは、〇〇 原因」などで検索されるキーワード
  • Goクエリ(特定のサイトに行きたい)・・・商品名やサービス名、ブランド名などで検索されるキーワード
  • Doクエリ(行動を起こしたい)・・・「〇〇 体験、〇〇 診断」などの行動に関連するキーワード
  • Buyクエリ(商品やサービスを買いたい)・・・「〇〇 口コミ、〇〇 おすすめ」などで検索されるキーワード

「Knowクエリ」は検索ボリュームが多くなりますが、情報収集などのケースが多く、ユーザーの温度感としては今すぐ購入につながるユーザーが少ないのが特徴です。温度感の高いユーザーは「Doクエリ」や「Buyクエリ」で検索するケースが多く、これらのクエリで上位表示が狙えれば、お問い合わせに繋がりやすくなります。ただ、購買意欲の高いクエリは、その分競合も多くなるので、上位表示させるには質の高いコンテンツやドメインパワーを上げる施策などが必要になります。

SEO対策の3つのデメリット

SEO対策は、しっかりと効果が出ればビジネスのインパクトが大きく、色々な企業が取り組んでいる内容ではありますが、メリットが大きい分デメリットも存在します。

メリットとデメリットをしっかりと比較して、優先順位をつけて取り組んでいくことがとても大切です。ここからはデメリットをご紹介していきます。

  • 成果が出るまで時間がかかる
  • 必ず上位表示される保証はない
  • コンテンツの制作コストがかかる

成果が出るまで時間がかかる

最大のデメリットは、対策をしてから成果が出るまで2〜3ヶ月程度時間がかかるということです。また、ホームページを上位表示をさせるためには、良質のコンテンツの制作やホームページの構成の見直しなど、状況によりますが、取り組む内容は多岐にわたります。

必ず上位表示される保証はない

どのキーワードで上位表示を狙うかにもよりますが、検索ボリュームが大きいキーワードや、購買意欲が高いユーザーが検索するキーワードほど競合が多くなるので、上位表示するのが難しくなります。

また、自分たちがSEO対策に力を入れているのと同様に、競合ももちろんSEO対策を行なっています。なので、検索順位は改善される可能性は高いですが、必ずしも狙いたいキーワードで上位表示される保証はありません。

コンテンツの制作コストがかかる

コンテンツ制作を外部に委託する場合は、数千円〜数万程度のコストがかかります。また、自社で取り組む場合でも1記事早くて3〜6時間程度は時間がかかります。

また、サイト全体の評価を上げる必要があるため、記事数も数十記事と作成しなくては効果が見込めないため、記事作成だけでも数ヶ月の時間がかかってしまうケースもあります。

記事の作成だけではなく、サイトのアクセス解析などを行い記事の改修なども行なっていく必要があるため、運用コストなども視野に入れておく必要があります。

知っておくべきGoogle検索の仕組みについて

ホームページは、公開するとすぐに検索エンジンに表示されるわけではありません。URLを直接入力すれば、ホームページを見ることができますが、検索エンジンで検索してもGoogleに登録されてなければ、検索結果に表示されることはありません。

検索結果には以下の3つのプロセスを経て表示されます。SEO対策とこのプロセスは密接に関係しています。

サイトを公開してからGoogle検索で表示されるまでのプロセス

  • クロール(サイトを見つける)
  • インデックス登録(サイトをGoogleに登録する)
  • 検索結果の表示(検索順位をつける)

クロール(サイトを見つける)

クロールとは、インターネット上を巡回しているGooglebot(クローラー)と言われるロボットが、あなたのサイトを発見して、あなたのサイトの構成やコンテンツの内容などを把握するプロセスのことを言います。

ただしGooglebotは、年に膨大な数のサイトやページをクロールしているため、公開してすぐには発見してくれません。

Googlebotに発見してもらい、クロールしてもらうためには、以下の対策が必要になります。

クローラーにページを発見されやすくする対策

  • ディレクトリ階層の整理
  • パンクズリストの設置
  • 内部リンクの設置
  • サイトマップの設置
  • robot.txtを利用する

こちらの内容に関しては、後ほど詳しく解説します。

インデックス登録(サイトをGoogleに登録する)

インデックスとは、Googlebotが収集した情報をGoogleのデータベースに登録する作業のことを言います。この登録が完了すると、初めてGoogle検索を行った時に検索結果であなたのサイトが表示されるようになります。

インデックスされる際に、Googlebotで収集した情報は、カテゴリわけされたり、キーワードごとで分けたりと、情報を整理した形で登録していきます。この情報整理が行われることで、ユーザーが検索した時に適切に検索結果が表示される仕組みです。

情報が薄いなどの品質が低いページや、コピーコンテンツなどをインデックスさせてしまうと、サイト全体の評価が下がってしまい検索結果に影響するので、不要なページはインデックスさせない施策が重要になります。

適切にインデックスされるための対策

  • URLの正規化|canonicalタグを設定
  • 不要なページのインデックス除外|noindexタグを設定

こちらの内容に関しても、後ほど詳しく解説します。

検索結果の表示(検索順位をつける)

検索結果の表示とは、Google検索された時に自分のサイトが表示される順位のことです。いうまでもありませんが、この検索順位が高ければ高いほど、ホームページへのアクセス数は伸ばすことができます。

検索結果の順位は、「PageRank」と呼ばれるアルゴリズムで決定されてます。このアルゴリズムは日々アップデートされており詳細の公開はされておりませんが、冒頭で説明した「Googleが掲げる10の真実」の内容に沿ってアルゴリズムは構成されている可能性が非常に高いです。

Googleは常にユーザーファーストを掲げており、それを実現するために様々なアップデートを行ってきました。過去のアップデート内容を知ることで、検索順位を上げるためにどのような対策を行う必要があるか見えてきます。

Googleが行なっている検索エンジンのアルゴリズムアップデートの一部を紹介します。

  • パンダアップデート・・・コピーコンテンツや誘導目的のページなど、低品質なコンテンツの順位が下がる
  • ペンギンアップデート・・・低品質のリンクやスパム行為(コンテンツの複製や不正なリダイレクトなど)の順位が下がる
  • ハミングバードアップデート・・・文脈などから意味を読み取り、高品質なコンテンツの検索順位を上げる
  • ベニスアップデート・・・ユーザーの位置情報から地域性が高い検索を行うと位置情報に関連した内容が上位表示される
  • RankBrain・・・検索キーワードではなく、ユーザーの検索意図を汲んでユーザーにとって最適なコンテンツを上位表示させる

知っておくべきGoogleからの評価を受けるWebサイトの特徴

  • Googleが重要視する評価基準「E-E-A-T」
  • モバイルファーストインデックス(MFI)

Googleが重要視する評価基準「E-E-A-T」

E-E-A-Tとは、Googleの検索評価品質ガイドラインで定義されているWebサイトの評価基準のことです。つまり、このE-E-A-Tに沿った形でWebサイトを構築することで、Googleからの評価を受けやすくなります。

E-E-A-Tは以下の頭文字になります。

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

Experience(経験)

Experience(経験)とは、コンテンツを作成する際に自分の実体験などを織り交ぜて作成されたコンテンツを評価するというものです。

旅行先の紹介記事などを作成する場合、美味しいレストランや観光スポットなどの紹介と合わせて、自分が行った時の体験や感じたこと、おすすめのスポットなどを入れ込むことでGoogleからの評価を上げることができます。

Expertise(専門性)

Expertise(専門性)とは、サイトの専門性を指します。専門性の高いサイトとは、「予防医学に特化したサイト」、「ウェブマーケティングに特化したサイト」「ダイエットに特化したサイト」など、一つのテーマに特化して情報発信をしているサイトになります。

具体的には、以下のポイントを押さえているとGoogleからの評価を受けやすくなります。

  • テーマが統一されている
  • 問題が解決できる
  • 新しい情報を得られる
  • 専門情報が網羅されている

Authoritativeness(権威性)

Authoritativeness(権威性)とは、第三者から信頼をされている情報かどうかです。権威性を図る指標としては、他のサイトから引用や被リンクをどれだけ受けているのかが評価の基準になります。

権威性を示す指標としては、誰が書いたのか?も非常に重要です。仮に、あなたが予防医学に関しての記事を書く際に医師が書いた記事と一般の方が書いた記事のどちらを自分のサイトに引用したいと思いますか?大半の人が医師の書いた記事を引用するのではないでしょうか。

コンテンツを作成する時は、筆者のバックグラウンドや経験なども踏まえた上で作成するのが望ましいです。

Trustworthiness(信頼性)

Trustworthiness(信頼性)は、Webサイトや運営者が信頼できるのか、安全性は問題ないのかを示しています。

例えば、同じ情報を発信しているサイトでも「https://」のサイトと「http://」のサイトでは、どちらがサイトを安全に運用しているでしょうか。もちろん通信の暗号化に対応している前者の「https://」のサイトです。

コンテンツの質に加え、サイトの安全性や運営者に対しての信頼性も重要な評価指標になります。

モバイルファーストインデックス(MFI)

Google のインデックス登録とランキングでは、スマートフォン エージェントでクロールしたモバイル版のサイト コンテンツを優先的に使用します。これをモバイルファースト インデックスと呼びます。

モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法

モバイルファーストインデックスとは、スマホで表示されるサイトの内容を優先的に評価するというものです。今までは、PC画面の情報をクローラーは最初に取得し、PC画面で表示されている情報を優先的に評価しておりましたが、その評価方法がスマホ画面優先になりました。

古いサイトでありがちなのが、PCしかサイト対応していないケースですが、これからはPCとモバイルどちらもしっかりと対応したサイト構築が大切になります。

SEOで上位表示させるためのコンテンツの作成方法【コンテンツSEO】

ホームページの上位表示を狙う上で効果的な方法の一つ目が、コンテンツSEOです。コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作成することで、Google検索で上位表示を狙い、見込みのお客様の獲得を狙うSEO施策のことです。

コンテンツSEOの手順

  • 1. ターゲットの悩みを考える
  • 2. ターゲットの悩みと関連する検索キーワードの洗い出し
  • 3. 選定したキーワードの検索意図を調査する
  • 4. 記事の構成の作成と執筆
  • 4. 分析・リライト

STEP1 ターゲットの悩みを考える

人が何かを検索するときは、現状抱えている悩みを解決したいケースがほとんどです。小さなことでも構いませんので、できるだけ多くのターゲットの悩みを書き出しましょう。

悩みの洗い出しで重要なのが、ターゲット目線になることです。事業者目線になると、どうしても自社の商品やサービスに絡めた悩みや内容を考えてしまいがちですが、ユーザー目線になることで初めて価値提供できる様になります。

STEP2 ターゲットの悩みと関連する検索キーワードの洗い出し

ターゲットの悩みがわかったら、その悩みを解決するためにターゲットはどの様なキーワードで検索をかけるかを考えていきましょう。

キーワードには単一キーワードと複合キーワードがあり、単一キーワードは「SEO対策」など一つのキーワードで構成されており、検索数も多いですがその分競合も多く、上位表示されづらいキーワードです。

一方で複合キーワードとは、「SEO対策 キーワード選定」などの2語以上のキーワードから構成されているキーワードで単一キーワードに比べると検索数は落ちますが、その分競合も減り上位表示されやすくなります。

単一キーワード「SEO対策」検索数3万件程度 記事数1300万

複合キーワード「SEO対策 キーワード選定」検索数1000件程度 記事数20万件

STEP3 選定したキーワードの検索意図を調査する

選定したキーワードがどの様な意図で検索をされているかの調査を行います。この調査を行うことで、どの様な記事を執筆するのかのイメージを作ることできます。

調査方法は、選定したキーワードで実際に検索をかけてみて、表示された検索結果の記事を分析してみるのが一番わかりやすいです。

表示された記事の上位10記事くらいをピックアップして、構成や内容などをリサーチしてみましょう。

検索クエリ(キーワードの種類)

  • Doクエリ・・・自分が何かをするための情報を探すときに使われるクエリ
  • Knowクエリ・・・何かを調べるときに使うクエリだが、Do, Go, Buyに当てはまらないものは全てKnowクエリになる
  • Goクエリ・・・ウェブ上で特定のサイトに行くときに使われるクエリ
  • Buyクエリ・・・特定の商品を購入するために使われるクエリ

STEP4 記事の構成の作成と執筆

調査した検索意図の内容を参考に、記事の見出しやタイトルなど、記事全体の構成を作成していきます。

STEP5 分析・リライト

記事を公開してから1ヶ月程度で情報が溜まってくるので、狙ったキーワードで検索されているかなどをSearch Consoleなどで確認してみましょう。

初めから完璧な記事は難しいのでSTEP1から5を繰り返し行なって、記事の完成度を高めていくことが重要です。

Webサイトを上位表示させるための構築方法【内部対策|クローラー】

クローラーにページを発見されやすくする対策

  • ディレクトリ階層の整理
  • パンクズリストの設置
  • 内部リンクの設置
  • XMLサイトマップの設置
  • robot.txtを利用する

ディレクトリ階層の整理

ディレクトリ階層とは、サイトのフォルダ構成のことで、トップページを一番上にした形でピラミッド型に構成されてます。ディレクトリ階層が深くなりすぎると、クローラーがサイトを回りきれないため、3階層くらいまでにとどめておくのが理想的です。

パンクズリストの設置

パンクズリストとは、ページ上部に表示されている現在表示されているページの現在地を表示してくれるリンクです。このブログも上部左上にパンクズリストを設置してます。

パンクズリストがあると、クローラーも現在地の把握がしやすく正確にサイト情報を読み取ってくれます。

内部リンクの設置

内部リンクとは、それぞれのページに別のページの動線を用意するということです。一つのページにさまざまなリンクが貼ってあると、クローラーも別のページに移動がしやすくなるため、サイト全体を回遊してくれます。

XMLサイトマップの設置

XMLサイトマップとは、通常のサイトマップとは違い、クローラーに対してサイト情報を伝えるためのサイトマップです。

XMLサイトマップを設置することで、サイト全体の構造をクローラーに伝えることができるので、クローラーがより正確にサイト全体を把握してくれます。

robot.txtを利用する

robot.txtとは、サイト内にある不要なコンテンツを読み込まないようにする制御ファイルです。

重複コンテンツや、プライバシーポリシーなどサイトの評価に関連性が薄いもの、読み込むことでサイトの評価を落とす可能性があるページのクロールを制限するファイルです。

Webサイトを上位表示させるための構築方法【内部対策|インデックス】

適切にインデックスされるための対策

  • URLの正規化|canonicalタグを設定
  • 不要なページのインデックス除外|noindexタグを設定

URLの正規化|canonicalタグを設定

canonicalタグとは、同じWebサイト内でコンテンツの内容が重複している場合や、似ているURLが複数存在する際に、どのページを評価してもらいたいのかを指定するタグになります。

「https://sample.com」と「http://sample.com」のように、別のリンクだがクリックをしたら同じページに飛ぶURLや、同じ内容のコンテンツを同じサイト内の別ページに転記した際に、コピーコンテンツ扱いされないように、設定するケースが一般的です。

  • 広告用のパラメーターが入っているページ
  • ECサイトのように同じようなページが複数生成されてしまうサイト
  • 重複コンテンツやコンテンツの転記などをする場合
  • 別のURLから同じページに遷移する場合
<link rel="canonical" href="https://sample.com">

不要なページのインデックス除外|noindexタグを設定

noindexタグとは、Googleの検索エンジンにindex登録をしてほしくない記事を指定して、index登録をブロックするタグのことです。

何のためにindexをブロックするのかというと、重複コンテンツや、コピーコンテンツなど、indexされることによってサイトの評価が下がってしまうページがサイト内にある場合、サイト全体の評価を落とさないようにするためにnoindexタグを使用します。

記載方法は特定のページのhead内に以下のコードを記載してください。

<meta name="robots" content="noindex">

Webサイトを上位表示させるための構築方法【内部対策|コンテンツ】

評価されるコンテンツ(ページ)にするための対策

  • タイトルタグを設定する
  • メタディスクリプションを設定する
  • hタグを設定する
  • altタグを入力する
  • https化に対応する

タイトルタグを設定する

タイトルタグは、その名の通りページのタイトルを表示させるためのタグで、検索エンジンで検索された際にコンテンツ名として表示されたり、コンテンツがクリックされた時のタブ名として表示されるタグになります。

タイトルタグは、検索エンジンに対してどのような内容のページなのかを伝える役割や、検索したユーザーはどのような記事の内容なのかをタイトルを見て判断します。

クローラーはタグなどからユーザーの求めている情報が記載されているかを判断するので、SEOの観点からも重要です。

記載方法は特定のページのhead内に以下のコードを記載してください。

<title>コンテンツのタイトルはこちらに記載</title>

メタディスクリプションを設定する

メタディスクリプションとは、Google検索をした際に検索結果に表示されるページの内容を簡単にまとめた説明文のことです。

タイトルと同様に、ユーザーはその情報を見て自分に必要な情報がどうかを判断します。

  • 簡潔にまとめる:150〜160文字以内で書くのが理想です。
  • ページ内容を反映:実際の内容に合った説明をすることが大切です。
  • 興味を引くワード:クリックしたくなるようなワードを使うと効果的です。

記載方法は特定のページのhead内に以下のコードを記載してください。

<meta name="description" content="このブログ記事では、効果的なSEO対策のための基本的な手法を解説しています。SEOを始めたい初心者の方必見です。">

hタグを設定する

hタグとは、ウェブコンテンツを作成する際に使う見出しタグのことで、h1タグからh6タグまでの6種類のタグがあります。h1が最も重要なタグで数字が大きくなるとその重要度も下がってきます。

hタグを使うことによって、記事の構造がわかりやすくなるのでコンテンツ自体が読みやすくなったり、Google検索エンジンにコンテンツの内容が伝わりやすくなりSEOの効果も期待できます。

使い方としては、h1タグは記事のタイトルとして1つのコンテンツに1つだけ使います。h2は中見出しとしてh1タグの内容を説明する見出しとして使い、h3はh2の内容をさらに細かく説明する見出しとして使っていきます。

imgタグのalt属性を入力する

imgタグのalt属性とは、画像の内容を説明した代替テキストのことです。alt属性を設定しておくことで、画像が表示されない場合や、視覚障害の方がスクリーンリーダーを使う際に画像内容を理解することができます。

検索エンジンはalt属性を参照して画像内容を理解するため、SEOとしても効果が期待できます。

記載方法は特定のimgタグのalt属性内に画像の説明を記載してください。

<img src="shampoo.jpg" alt="ナチュラルオーガニックシャンプーのボトル">

https化に対応する

https化とは、Webサイトの通信を暗号化して、データの盗聴やデータの改ざんリスクなど、安全にWebサイトを運用するためのセキュリティ対策です。

Googleでは、https(SSL証明書の取得)をしているサイトを優先的に表示させているので、SEOとしての効果も期待できます。

https化の手順

  • 1. SSL証明書の取得
  • 2. サーバーの設定
  • 3. ウェブサイトのリンク修正
  • 4. リダイレクト設定

Webサイトを上位表示させるための構築方法【内部対策|ユーザビリティ】

Googleが評価するWebサイトの使いやすさの対策

  • モバイル対応する
  • ページスピードを改善する

モバイル対応する

モバイルユーザーの増加により、2021年3月にモバイルファーストインデックス(MFI)が導入されました。

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、今まではPCサイトの見やすさなどがSEOにメインで影響しており、モバイル画面はサブ程度でしかありませんでしたが、MFIの導入によりその評価基準が逆転し、サイトのSEOの評価基準はモバイルサイトを基準とする評価に変わりました。

今までは、PCページをメインで作り込み、モバイルサイトはサブ的な扱いでしたが、これからはモバイルサイトをメインに作り込んだ方が、SEO的には評価される可能性が高いです。

ページスピードを改善する

ページの表示速度も、サイトの評価に大きく影響してきます。また、ページの表示スピードが3秒以上かかると離脱率が40%も上がるというほど、表示スピードはユーザビリティに大きく影響してきます。

ページ表示速度を上げるための主な取り組み

  • 画像サイズの縮小
  • 画像の遅延読み込み(Lazy Loading)
  • コンテンツ配信ネットワーク(CDN)の使用
  • HTML、CSS、JavaScriptファイルの最適化
  • 不要なプラグインやスクリプトの削除

SEO対策でやってはいけないこと

  • コピーコンテンツ
  • キーワードの乱用
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • リンクスパム

コピーコンテンツ

コピーコンテンツとは、すでにあるコンテンツを複製し、自社サイトに掲載することです。コピーコンテンツを掲載することで、Googleはオリジナルのコンテンツを高く評価するので、コピーコンテンツを掲載してしまうと、サイト全体の評価が下がり、最悪の場合ペナルティを受けて順位を大幅に下げてしまうケースもあります。

キーワードの乱用

キーワードの乱用とは、コンテンツの内容に沿っていないキーワードを無理にタイトルやhタグに詰め込むことです。以前はキーワードを多用することで検索結果に引っかかってきたケースもありましたが、現在は内容に沿っていないキーワードを多用すると、Googleからペナルティを受ける可能性があります。

  • 不自然なキーワードの繰り返し
  • 無関係なキーワードを多用する
  • いろいろなキーワードを羅列する
  • 低品質なコンテンツの量産

隠しテキストや隠しリンク

隠しテキスト、リンクとは、ユーザーに見えないように小さい文字や、背景色と同じ色などで設置されたリンクやテキストのことです。以前はこういった形でキーワードや被リンクなどを大量に貼ることでSEOを上げることができましたが、今こういった対策を行うと厳しいペナルティが課せられます。

リンクスパム

リンクスパムとは、関連性のないサイトやリンクを大量にページに貼ることでSEOで上位表示を狙う方法です。以前はこの方法で上位表示させることができましたが、今はGoogleから厳しいペナルティが課せられます。

  • リンクファーム:大量に相互にリンクを張り合うサイト
  • 購入リンク:リンクを金銭で購入する行為
  • コメントスパム:サイトのコメント欄に大量にリンクを貼る行為
  • リンクネットワーク:一人が複数のサイトを所有してリンクを張り合う行為

低品質なコンテンツの量産

検索順位を上げるためには、コンテンツを作成する必要がありますが、低品質のコンテンツを作成すると返ってサイトの評価を落としてしまうケースがあります。以下は行うとGoogleからペナルティを課せられるケースがあります。

  • コピーコンテンツ:外部サイトや自社サイトのコンテンツのコピー
  • 薄いコンテンツ:情報量が少なく、内容がほとんどないコンテンツ
  • 自動生成コンテンツ:プログラムやスクリプトなどを使い作成された中身のないコンテンツ
  • キーワードを乱用したコンテンツ:キーワードの羅列のような、内容がないコンテンツ

Webサイト費用の相場

SEOで上位表示を狙うのであれば、内部対策がしっかりされているWebサイトを構築する必要があります。制作会社に依頼した際のWebサイト制作料金の相場は以下になります。

サイト規模 料金相場 制作期間
小規模(10ページ以下) 30万〜70万程度 1ヶ月〜2ヶ月程度
中規模(11ページ〜30ページ) 70万〜200万程度 2ヶ月〜3ヶ月程度
大規模(30ページ以上) 200万以上 3ヶ月以上
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ホームページのサブスクという選択肢も



最近ではホームページのサブスクサービスも出てきており、高いデザイン性やクオリティのサイトがコストを押さえて運用することができるようになりました。

ウィルサポは月額9,800円からオリジナルのホームページをもてるサブスクサービスです。

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