名刺交換や紹介のあとに見られるホームページ|商談につなげる3つの整備ポイント
紹介・名刺交換・営業訪問で出会った相手は、発注を考える前に、多くの場合あなたの会社のホームページを確かめます。「本当に任せて大丈夫か」を自分の目で確かめるためです。このとき情報が古い、連絡先が分かりにくい、実績が見つからないと、せっかくの出会いが商談につながりません。
「紹介や名刺交換はあるのに、なぜか商談にならない」という悩みの原因は、営業ではなくホームページにあることが少なくありません。
この記事では、出会った相手が「この会社に頼もう」と決めるまでに、ホームページで何をどう見せるべきかを3つのポイントに絞って解説します。大がかりなリニューアルではなく、今あるサイトを整える手順としてお読みください。
こんな方におすすめの記事です
- 紹介や名刺交換はあるが、商談につながらない
- ホームページが古いまま放置されていて不安がある
- サイトを見た見込み客からの問い合わせが少ない
- 実績やお客様の声の掲載が追いついていない
- 問い合わせ導線をどう整えればいいか分からない
この記事でわかること
- 営業で出会った相手がホームページで確かめること
- 信頼を固めるホームページ整備の3つのポイント
- 実績・お客様の声の効果的な掲載方法
- 迷わせない問い合わせ導線の設計原則
- 信頼を損なうホームページの特徴と、整備後の運用
優先して整えるのは「会社の素性と実績を示す」「サービスと料金の目安を明確にする」「迷わず連絡できる導線を整える」の3点です。この3点を順番に整えるだけでも、商談へのつながり方は変わります。
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- ホームページはあるが、問い合わせにつながっていない
- 何から手をつけるべきか、優先順位がつけられない
- 施策は打っているが、成果が出ているか判断できない
営業で出会った相手が、あとでホームページを確かめる理由
紹介や名刺交換は、出発点にすぎません。相手は、あとで自分でサイトを開き、「本当に大丈夫か」を確かめます。興味があるからというより、社内で発注を説明するための材料を集めるためです。
相手がサイトで確かめる3つのこと
確かめるのは「任せて安心か」「自社の課題に対応できるか」「次にどう連絡すればよいか」の3点です。名刺や口頭の説明だけでは伝わらない業務範囲・実績・連絡手段を、サイトで補っています。
- 会社の素性と規模感を短時間で把握する
- 自社課題に対応できる実績があるか確認する
- 上長説明に使える材料をサイトで集める
- 料金の目安と提供範囲を事前に確認する
- 連絡方法と対応時間を確認してから動く
サイトで不安を感じると商談化が遅れる理由
紹介者や営業担当への印象が良くても、サイトの情報が古い、実績が見当たらない、連絡先が分かりにくいと、「本当に大丈夫か」という不安が生まれます。BtoBでは検討に数か月かかることも多く、不安が残ったまま時間がたつと、関心が冷めてしまいます。
- 情報が古いと「今も同じサービスか」と疑われる
- 実績がないと「本当に対応できるか」が不安になる
- 連絡先が不明瞭だと問い合わせへの一歩が遅れる
- 料金目安がないと社内稟議の通しにくさにつながる
- 更新が止まっていると活動量への不信につながる
商談につなげるホームページの3つの整備ポイント
3つのポイントは、サイト全体を作り直さなくても、今のページの整理と追記で対応できることがほとんどです。ホームページ制作・リニューアルの進め方は、
あわせて読みたい中小企業のホームページ制作の流れ 完全ガイド|費用・依頼先・公開後の集客中小企業のホームページ制作の流れを、依頼から公開までの8ステップで解説。費用の相場、依頼先の選び方、公開後に問い合わせを増やす集客の進め方ま…で解説しています。
ポイント① 会社の素性と実績を過不足なく示す
まず確かめられるのは「信頼できる会社か」です。所在地・代表者名・設立年・許認可は、相手が社内で説明するときの材料になります。実績やお客様の声は、紹介者や営業の言葉を裏付ける第三者の証拠になります。
会社概要・代表挨拶・許認可の整備
会社概要は、所在地・代表者名・設立年・事業内容・連絡先の5点を最新にしておきます。代表挨拶で「何を大切にしているか」を短く伝えると、価格以外の選ばれる理由になります。許認可や資格は一覧で載せるだけでも信頼につながります。
- 所在地と連絡先を最新の状態に保つ
- 代表者名と事業内容を簡潔に記載する
- 代表挨拶で大切にしている姿勢を短く伝える
- 許認可と資格の一覧をわかりやすく掲示する
- 更新日を明記して情報の鮮度を示す
実績・お客様の声の掲載方法
実績は「課題・対応・結果」の3点で短くまとめ、業種と規模を書くと、相手が自社に置き換えやすくなります。数字が出せなくても、工程の短縮など言葉で伝わる変化で十分です。お客様の声は匿名でも、業種・規模・利用期間を添えると信頼が増します。
- 課題・対応・結果の3点で統一して記載する
- 業種と規模を必ず明記して具体性を出す
- 数値がなければ定性的な改善内容で示す
- お客様の声には業種と導入期間を添える
- テンプレート化して定期追加できる体制を作る
ポイント② サービス内容と料金の目安を明確にする
相手はサービスページで「自社の課題に対応できるか」と「予算が合うか」を同時に確かめます。専門用語を避け、「誰の・どんな課題を・どう解決するか」を最初に示します。料金は金額でなくても、目安の価格帯と含まれる内容を示すだけで不安が減ります。
「誰の・何を・どう解決するか」を冒頭で示す
ページの冒頭に、対象のお客様・解決できる課題・提供する価値を一文でまとめます。主なサービスは3〜5項目に絞り、詳しい説明はよくある質問や別ページに回します。
- 冒頭に対象顧客と提供価値を一文で示す
- 主要サービスを3〜5項目に絞って整理する
- 導入前後の変化を文章で具体的に記載する
- 複数サービスは共通レイアウトで比較しやすくする
- 詳細説明はFAQや別ページへ誘導する
提供フローと料金目安の見える化
料金は目安の価格帯と含まれる内容を示し、追加費用がかかる条件も書いておきます。問い合わせから納品までの流れを4〜6段階で示し、期間の目安も添えます。業種によっては「まずはご相談ください」が合う場合もあるので、自社に合わせて判断してください。
- 参考価格帯と含まれる内容をセットで示す
- 追加費用が発生する条件を先に明記しておく
- 提供フローを4〜6段階で整理して掲載する
- 平均所要期間の目安を添えて安心感を出す
- 発注前に準備してほしい情報を一覧で示す
ポイント③ 迷わず連絡できる導線を整える
「問い合わせよう」と思った瞬間に、連絡先が見つからない、フォームが使いにくい、対応時間が分からないと、相手の行動は止まります。問い合わせの導線の見直し方は、
あわせて読みたいホームページの問い合わせを増やす方法|BtoB中小企業が見直す5つの箇所ホームページの問い合わせが増えないとき、人が来ていないのか、来ても問い合わせないのかを先に見分けます。BtoB中小企業が見直す5つの箇所と、…で解説しています。
問い合わせボタンの配置と文言
問い合わせボタンはページの上と下に置き、スクロールしても見つけやすくします。文言は「お問い合わせはこちら」より、「まずは無料相談する」「1分でできる無料診断」のように、次に何が起きるかが分かる言葉にします。色や大きさより、文言の分かりやすさが大切です。
- ページ上部と下部に必ずCTAを配置する
- ボタン文言を具体的な行動型に変更する
- 「無料」「1分」など行動ハードルを下げる言葉を入れる
- スマホの親指圏内に収まるサイズで配置する
- 複数のCTAは用途別に文言を変えて設置する
問い合わせフォームの改善ポイント
必須項目は「名前・会社名・メールアドレス・問い合わせ内容」の4つに絞ります。送信後の自動返信メールで、受け付けたことと今後の流れを伝えます。スマホで入力しやすいかも、実機で確かめましょう。
- 必須項目を4点以内に絞って入力負担を減らす
- 問い合わせ種別の選択肢を用意して振り分けを効率化する
- 自動返信メールで受付と次のステップを伝える
- 個人情報の取り扱いを明確に示して安心感を出す
- スマホでの入力しやすさを実機で必ず確認する
信頼を損なうホームページの特徴
整えることと同じくらい大切なのが、信頼を損なう状態を放置しないことです。次の3つに当てはまるページがないか確かめましょう。
- 会社情報が少なく、連絡先や所在地が分かりにくい
- お知らせやサービスの案内が何年も更新されていない
- 「業界No.1」など、根拠を示せない誇張した表現がある
整備後に信頼をさらに積み上げる運用の考え方
3つのポイントを整えたら、「今も動いている会社」であることを示し続けます。完璧を目指さず、小さな更新を続けることが信頼の積み上げになります。
月1回の更新で「動いている会社」を示す
更新は、採用情報・イベント・受賞・休業日の案内など小さな話題で十分です。月1回の更新枠を決め、担当と副担当を置くと止まりにくくなります。
- 月1回の更新枠をカレンダーに固定で組み込む
- 小さな話題でも積極的にサイトに掲載する
- 更新担当と副担当を明確に決めておく
- 記事テンプレートを用意して工数を短縮する
- 更新漏れを月次の確認項目に入れておく
セキュリティと法定表記で安心感を補う
問い合わせでは個人情報を扱うため、SSL化(https)とプライバシーポリシーの掲載は必須です。必要な業種では、特商法表記や利用規約もフッターに置きます。整っていないと、相手が社内で説明するときの妨げになることがあります。
- サイト全体のSSL化(https)を必ず実施する
- プライバシーポリシーをフッターに明確に掲示する
- 特商法表記と利用規約を必要な場合に整備する
- フォームにスパム対策を施して安全性を確保する
- 変更時は更新日を記載して信頼を維持する
まとめ|営業で出会った相手を商談につなげるホームページの整え方
紹介や名刺交換のあとの信頼は、営業の対応だけでなく、ホームページが「裏付け」になるかどうかで決まります。
優先順位は「会社の素性と実績」「サービスと料金の目安」「迷わず連絡できる導線」の順です。今あるページを最新にし、実績を1件足し、問い合わせボタンの文言を分かりやすくするところから始めましょう。ホームページ整備の全体の進め方は、
あわせて読みたい中小企業のホームページ制作の流れ 完全ガイド|費用・依頼先・公開後の集客中小企業のホームページ制作の流れを、依頼から公開までの8ステップで解説。費用の相場、依頼先の選び方、公開後に問い合わせを増やす集客の進め方ま…もあわせてご覧ください。
この記事のポイントまとめ
- 営業で出会った相手は、あとでサイトで信頼の裏付けを確かめる
- 会社概要・実績・お客様の声を最新の状態に保つ
- サービスは「誰の・何を・どう解決するか」を最初に示す
- 料金の目安と流れを示し、社内で説明しやすくする
- 月1回の更新で「今も動いている会社」を示す
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この記事の著者
高橋 竜也|合同会社ウィル 代表
BtoBマーケティングの現場経験10年以上、Web制作の現場経験7年以上。SaaS企業でリード獲得施策・MA運用・インサイドセールスのマネジメントを経験。福岡・博多を拠点に、BtoB中小企業の営業基盤づくりを支援。