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ホームページに問い合わせが来ない5つの原因と改善策|BtoB中小企業向け

公開日 更新日 執筆 高橋 竜也(合同会社ウィル 代表)

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ホームページはあるのに、問い合わせがほとんど来ない。新規開拓は社長の人脈や紹介に頼りきりで、展示会で集めた名刺も受注につながらない——こんな状態に心当たりはないでしょうか。結論から言うと、問い合わせが来ない原因は、多くの場合「集客」「訴求」「導線」「判断材料」「計測」の5つのどこかにあります。

そして5つの原因の多くは、ホームページが「会社案内を置いているだけ」の作りになっていることから生まれます。努力が足りないわけではありません。この記事では、まず見込み客がどこで止まっているかを確かめる方法を示し、そのうえで5つの原因と改善の手順を順番に整理します。

こんな方におすすめの記事です

  • ホームページはあるのに、問い合わせがほとんど来ない
  • アクセスはあるのに、問い合わせにつながらない
  • 新規開拓を紹介(社長の人脈)に頼り続けている
  • フォームは置いているのに、送信がない
  • どこから改善すべきか、優先順位を決められずにいる

この記事でわかること

  • 見込み客がどこで止まっているかを確かめる方法
  • 問い合わせが来ない5つの原因と、それぞれの見直し方
  • 会社案内のようなホームページが問い合わせにつながらない理由
  • そのまま放置した場合に起きる経営リスク
  • 改善を進める4つのステップと、その順番

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  • ホームページはあるが、問い合わせにつながっていない
  • 何から手をつけるべきか、優先順位がつけられない
  • 施策は打っているが、成果が出ているか判断できない

まず、どこで止まっているかを確かめる

問い合わせが来ないとき、最初にやるべきことは、見込み客がどこで止まっているかを確かめることです。止まっている場所を見ないまま広告やSNSを足しても、成果は安定しません。見込み客が止まる場所は、大きく次の3つに分けられます。

  • 人が来ていない:そもそもホームページへのアクセスが少ない
  • 来ても問い合わせない:人は来ているのに、問い合わせまで進まない
  • 問い合わせが受注にならない:問い合わせはあるのに、最後の比較で選ばれない

問い合わせが来ないと悩む会社の多くは、人は来ているのに問い合わせまで進まない、2つめの状態で止まっています。アクセス数が少なくないなら、集客を増やす前に、ホームページの中身と導線を見直すほうが効果が出やすくなります。

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自社がどこで止まっているかを手早く確かめたい場合は、無料診断をご利用ください。集客・導線・問い合わせの受け皿の3つの観点から、現状を確認できます。

見込み客を集めて問い合わせにつなげる方法の全体像は、こちらの記事で解説しています。

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問い合わせが来ない5つの原因

問い合わせが来ないホームページには、共通する5つの原因があります。多くは、会社の説明は載っているのに、お客様が検討するための情報と案内がない作りから生まれます。このような作りを、ここでは「会社案内型」と呼びます。1つめは人が来ない原因、2〜4つめは来ても問い合わせや受注につながらない原因、5つめは全体に関わる原因です。

原因1 検索で見つかっていない(集客)

ホームページがあっても、検索結果に表示されなければ訪問されません。中小企業に多いのは、見込み客が実際に検索する言葉で、自社のページが上位に出ていないケースです。検索結果の2ページ目以降に埋もれていれば、見込み客にとっては存在しないのと同じです。

これは「人が来ていない」状態の原因です。まずはGoogleサーチコンソール(検索での表示回数や順位を確認できる無料ツール)で、どの言葉で表示されているかを確かめます。見込み客が使う言葉と、実際に表示されている言葉がずれていないかを見ることが出発点です。ただし、アクセス数が少なくない会社は、次の原因2〜4を先に見直すほうが効果が出やすくなります。

原因2 自社紹介が中心で、顧客の課題から始まっていない(訴求)

2つめの原因は、顧客が知りたい順番ではなく、自社が伝えたい順番でページが並んでいることです。会社概要やサービスの特徴が先に出てくるため、見込み客は自分の課題を整理できないまま読み進めます。その結果「自分のことだ」と感じてもらえず、価格の比較だけが進みます。

まず顧客の課題を言葉にし、よくある状況や判断の基準を示します。そのうえで、自社のサービスを「解決策の一つ」として位置づけます。「サービス説明」より先に「よくある課題の整理」や「よくある失敗」のページを置くなど、情報の順番を変えるだけでも反応が変わることがあります。

原因3 問い合わせまでの導線が設計されていない(導線)

3つめの原因は、読んでも次に何をすればよいか分からないことです。問い合わせボタンがページの下にしかない、フォームの入力項目が多すぎる、といった状態では、関心があっても問い合わせまで進みません。5つの中で、「来ても問い合わせない」状態に最も直結する原因です。

問い合わせのボタン(CTA)が機能しているかは、3つの視点で確かめられます。スクロールしなくても見えるか。押すと何ができるかが一目で分かるか。押したあとの手順が少なく済むか。あわせて、いきなり「お問い合わせ」だけにせず、資料・事例・よくある質問など、途中で立ち寄れるページを用意すると、問い合わせまで進んでもらいやすくなります。

ボタンの置き場所や文言で問い合わせが増えない原因は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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原因4 比較検討の判断材料が足りない(判断材料)

4つめの原因は、比較するための判断材料が足りないことです。料金の考え方・導入までの流れ・成果が出る条件・よくある失敗など、見込み客が社内で説明するための情報がないと、知名度や価格だけで比べられてしまいます。問い合わせがあっても、最後の比較で選ばれず、受注を逃しやすくなります。

実績・事例・よくある質問は、はじめて訪れた人の不安を減らす材料にもなります。「相見積もりで毎回価格勝負になる」と悩んでいた会社が、判断の軸をページに整理したことで、価格以外で比べてもらえるようになった例もあります。比較されることを前提に、判断の軸を自社から示しておくことが大切です。

原因5 数字が取れず、改善の判断ができない(計測)

5つめの原因は、どのページが読まれ、どこで離脱しているかが数字で分からないことです。数字がないと、改善が勘に頼ったものになります。数字がなければ、どこで止まっているかも特定できません。

難しい計測は必要ありません。ページごとの閲覧数と、問い合わせ数の手前の数字を把握するだけでも、どこから着手するかを決めやすくなります。数字はスマートフォンとパソコンに分けて見ると、なお確かです。スマートフォンだけ離脱が多ければ、文字の小ささやボタンの押しにくさ、表示の遅さが原因になっている可能性があります。

  • 見込み客が使う言葉で、検索結果に表示されているか
  • 顧客の課題から話が始まっているか
  • 次に何をすればよいかが、どのページでも分かるか
  • 社内で説明できるだけの判断材料がそろっているか
  • どこで離脱しているかを数字で確かめられるか

会社案内型のままだと起きる経営リスク

会社案内型のホームページは、短期的には問題が見えにくいことがあります。今の売上が安定しているほど、紹介や既存顧客で回ってしまうからです。しかし、紹介してくれる相手の異動や引退、競合の台頭といった変化が起きたとき、問題が一気に表面化します。新規顧客の入口が狭く、営業が特定の人に依存し、改善のための数字もない。この状態が続くと、採用や投資の判断もしにくくなります。

商談の数が安定せず、計画的・安定的な成長が難しい

月によって新規の商談が増減し、先の見通しが立てにくい状態が続きます。問い合わせが紹介など外部のつながり任せで、自社でコントロールできないからです。営業が忙しい時期は改善に手が回らず、忙しさが続くほど利益も残りにくくなります。見込み客が自分で検討を進められる情報をホームページに用意し、反応を見ながら改善していくと、商談が安定して生まれやすくなります。

営業が特定の人に集中し、組織が育たなくなる

Webサイトが営業の役に立たないと、新規開拓はテレアポや飛び込みなどのマンパワー頼みになります。個人の営業力に依存するため、経験者は忙しく、新人は成果が出にくいという差が生まれます。退職や休職で売上が落ちやすく、教育に手間をかけても成果が再現しにくくなります。

提案の進め方を資料にまとめ、よくある質問をホームページに置けば、担当者が変わっても話が進む状態に近づきます。集まった問い合わせを特定の人に依存させず、商談・受注まで育てていく進め方は、こちらで整理しています。

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Webサイトの改善を進める4ステップ

改善の方向性は、ホームページの役割を「会社案内」から「顧客の課題解決」へ定義し直すことです。見込み客の検討を進める「情報」、次の行動へ導く「案内」、改善するための「数字」の3つをそろえると、ホームページが営業の土台として働き始めます。

やみくもに手を広げる必要はありません。次の4つのステップを順番に進めれば、一度に大きく作り直さなくても、一つずつ整えていけます。

ステップ1 アクセス解析で、どこで止まっているかを確かめる

改善の出発点は、現状を数字で把握することです。GA4(Googleアナリティクス4)を使えば、どのページに何人来ていて、どこで離脱しているかを無料で確認できます。まだ入れていない場合は、設置から始めてください。数字を見ると、5つの原因のどれが最も深刻かが分かり、次に何を優先すべきかを判断しやすくなります。

ステップ2 ターゲットと課題を定義し直す

誰に向けたサイトかがあいまいなまま情報を増やすと、文章が薄くなり、誰にも刺さらなくなります。狙う業種や企業規模、よくある悩みを一度絞り、商談の場でよく出る質問を整理します。顧客の言葉で課題を書けるようになると、ページの構成も文章も作りやすくなります。

ステップ3 顧客の検討の順番に合わせて情報をそろえる

サービス説明はあるのに、選ぶための情報が足りない。これが商談前に離脱される直接の原因です。課題の整理・比較の観点・導入までの流れ・成果が出る条件・よくある質問を、顧客が検討する順番にそろえます。BtoBでは社内での説明が必要なので、そのまま資料として使える内容にすると商談が進みやすくなります。

なお、この記事は「問い合わせが来ない原因」を扱っています。問い合わせを増やすために見直す箇所は、こちらの記事で具体的に整理しています。

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ステップ4 導線を整え、数字を見て改善を続ける

ページごとに「次にとってほしい行動」を用意し、記事から事例へ、事例からサービスへ、サービスから問い合わせへと自然につなげます。そのうえで、重要なページと導線の数字を月に一度確かめ、仮説を立てて改善します。小さな改善でも数字で確かめられれば、社内の合意も取りやすくなり、続けられる状態になります。

まとめ:問い合わせが来ない原因は、見つけて順番に直せる

ホームページに問い合わせが来ない原因は、デザインや文章の巧拙だけではありません。検索で見つかっていない、自社紹介が中心、導線がない、判断材料が足りない、数字が取れない——この5つが重なることで、アクセスはあっても問い合わせが増えません。その背景には、ホームページが「会社案内」のまま置かれていることがあります。

まずはどこで止まっているかを確かめ、止まっている場所から直していきます。一度に大きく作り直すより、順番を守って小さく改善を続けるほうが、現場の負担を増やしすぎずに前へ進めます。BtoB中小企業のWeb集客の全体像は、こちらで体系的に整理しています。

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明日からできる見直しポイント

  • GA4で、離脱が多いページを3つ書き出す
  • ターゲットとする顧客像を一文で書き、社内でそろえる
  • よくある質問を5つ集めてページにする
  • 問い合わせボタンが、スクロールせずに見えるか確かめる
  • 改善する点を1つだけ決めて、更新を続ける

よくある質問

サイト全体を作り直さないと改善できませんか

全体を作り直す前提にすると準備が重くなり、着手が遅れます。その間も営業の負担は変わりません。まずは検討を進めるための情報と導線を一部だけ追加し、成果が出る型を作ってから範囲を広げるほうが現実的です。必要なときだけ段階的に作り直す進め方なら、現場も納得しやすくなります。

何から手をつけるのが一番効果的ですか

まずは数字で、どこで止まっているかを確かめます。そのうえで「ターゲット」と「その課題」を定義し直し、比較のための情報をそろえ、導線を整えます。ターゲットがあいまいなままページを増やすと、工数が増えても成果が出にくくなるため、この順番が最も無駄が少なくなります。

SEO対策とホームページの改善は、どちらを先にやるべきですか

基本は、ホームページの改善が先です。検索からのアクセスを増やしても、ページに問題があれば問い合わせにつながらないからです。訴求・導線・判断材料を整えてから、SEO(検索エンジン最適化)でアクセスを増やす順番をおすすめします。ただし、アクセスが極端に少ない場合は、両方を並行して進めることも検討してください。

問い合わせフォームを置いているのに来ないのはなぜですか

主な原因は3つです。フォームへの導線が弱く気づかれていない、入力項目が多く途中でやめられている、そもそもページの訴求が弱く問い合わせる気持ちになっていない、のいずれかです。フォームそのものの問題なら、項目を減らすだけで改善することがあります。電話など、フォーム以外の連絡手段を用意しておくことも有効です。

ページはどれくらい必要ですか

数を増やすこと自体が目的になると、中身が薄くなりがちです。よくある質問・比較の観点・導入までの流れ・事例、この4つがそろえば、少ない本数でも商談は進みやすくなります。検討に直接つながる内容から先に作り、必要な分だけ始めるのがおすすめです。

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