中小企業のホームページ制作会社の選び方|失敗しない4つの確認ポイントと発注前の準備
制作会社に頼んだのに成果が出なかった、思ったとおりに作ってもらえなかった。そんな経験を持つ中小企業の経営者は少なくありません。失敗の多くは、制作会社の質より「選ぶ基準が決まっていなかった」ことにあります。本記事では、目的・予算・サポート体制など、制作会社を選ぶときに確かめるポイントを整理します。
こんな方におすすめの記事です
- 制作会社を探しているがどこを選べばいいか分からない
- 複数社を比較しているが判断基準に迷っている
- 過去に外注して成果が出なかった経験がある
- 費用を抑えつつ成果につながるサイトを作りたい
- 契約前に確認すべきことを整理しておきたい
この記事でわかること
- 制作会社を選ぶ前に社内で決めておくべきこと
- 実績・料金・サポート体制の確認ポイント
- 安さだけで選んだときに起きるリスク
- 契約前に確認すべき権利関係と注意点
- 見積もり依頼時に押さえるべき項目
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- ホームページはあるが、問い合わせにつながっていない
- 何から手をつけるべきか、優先順位がつけられない
- 施策は打っているが、成果が出ているか判断できない
制作会社選びは「何を基準にするか」が9割
制作会社には、デザイン会社・制作専門会社・マーケティング支援会社などがあり、得意な領域が大きく違います。目的・予算・運用体制の3つを先に社内で決めておくと、比べる基準がはっきりし、選び間違いを防げます。ホームページ制作の全体の考え方は、こちらも参考にしてください。
あわせて読みたい中小企業のホームページ制作の流れ 完全ガイド|費用・依頼先・公開後の集客中小企業のホームページ制作の流れを、依頼から公開までの8ステップで解説。費用の相場、依頼先の選び方、公開後に問い合わせを増やす集客の進め方ま…
- 目的をひとつに絞ってから制作会社を探す
- 予算の上限と内訳を事前に決めておく
- 公開後の運用体制を先に考えておく
- 複数社に同じ条件で見積もりを依頼する
- 初回対応の質で会社の姿勢を判断する
制作会社を探す前に社内で決めておくべきこと
探し始める前に、社内で決めておきたいことが3つあります。ここがあいまいなまま複数社に問い合わせると、比べられず判断がぶれます。目的・予算・運用体制を先に決めておけば、打ち合わせが具体的になり、むだな修正や追加費用も防げます。制作前のコンセプト設計は、こちらも参考にしてください。
あわせて読みたいホームページのコンセプト設計5つのポイント|制作前に決めることホームページ制作を依頼したあとに方向性がぶれて、修正が重なる。公開しても問い合わせにつながらない。原因は技術ではなく、制作前のコンセプト設計…
ホームページの目的を一つに絞る
目的が複数あると、制作会社への要望が散漫になり、結果として誰にも刺さらないサイトになりやすくなります。まず「このホームページで何を達成したいか」を一つに絞ることが重要です。目的によって必要な機能・ページ構成・重視すべき制作会社の得意領域が変わるため、選定の出発点になります。
- 問い合わせや資料請求を増やすことを目的にする
- 採用強化やブランドイメージの向上を目指す
- 商品をオンラインで販売できる仕組みを作る
- 目的を一文で書いて社内で共有しておく
- 目的に合った機能要件を先にリストアップする
予算の目安と内訳を先に決める
予算が決まっていないと、見積もりを比較できません。一般的な相場感を把握した上で、初期制作費用だけでなく、保守・運用の月額費用まで含めて考えることが重要です。「作ったはいいが維持費が想定外だった」というケースは少なくありません。
- テンプレート型は20〜50万円が目安になる
- オーダーメイド型は50〜200万円が相場になる
- 大規模開発やECは200万円以上を見込んでおく
- 保守・運用の月額費用を初期費用と別に確認する
- 追加修正の費用が発生する条件を事前に確認する
公開後の運用体制を先に考えておく
公開後に誰が更新するかを決めずに制作を進めると、納品後に動かないサイトになりやすくなります。自社で運用するか制作会社に委託するかによって、必要な機能・CMSの選定・保守費用の設計が変わります。運用体制を先に決めた上で制作会社に伝えることで、提案の精度が上がります。
- 自社で更新する場合はCMSの使いやすさを重視する
- 制作会社に委託する場合は月額費用と対応範囲を確認する
- 更新頻度の目安を先に決めて伝えておく
- 担当者が変わっても運用できる体制を設計する
- マニュアルの提供有無を制作前に確認しておく
制作会社を選ぶときに確認すべき4つのポイント
社内の準備が整ったら、制作会社の比較に入ります。確認すべきポイントは大きく四つです。デザインの好みや価格だけで選ぶと、後から「こんなはずじゃなかった」という状況になりやすくなります。実績・提供範囲・料金の透明性・サポート体制を順番に確認することで、判断の根拠が明確になります。
実績とポートフォリオで制作の質を判断する
制作会社の力を見るには、過去の実績とポートフォリオの確認が欠かせません。とくにBtoB企業の実績があるかは、自社への提案の的確さに直結します。見た目だけでなく、スマホでの表示・読み込みの速さ・問い合わせまでの導線まで確かめましょう。制作会社自身のサイトが、問い合わせにつながる作り(導線・事例・料金の示し方)になっているかも、判断の材料になります。
- 自社と近い業種の制作実績があるか確認する
- スマホで見たときの表示品質を実際に確認する
- ページの読み込み速度が遅くないか確かめる
- 問い合わせや導線の設計が考えられているか見る
- デザインのトレンド感が最新に近いか確認する
提供サービスの範囲を確認する
制作会社によって提供範囲は大きく異なります。デザインのみ対応する会社・制作まで一貫して対応する会社・集客支援まで含めて対応する会社があります。自社のニーズに合った対応が可能かを確認せずに発注すると、後から追加費用が発生したり、別会社に依頼し直す手間が生まれたりします。
- デザインから構築まで一社で対応できるか確認する
- SEO対策やコンテンツ制作まで対応しているか確認する
- MA導入やSNS運用などの集客支援があるか確認する
- 保守・セキュリティ対応が含まれているか確認する
- 対応範囲の境界線を契約前に明確にしておく
料金プランと見積もりの透明性を確認する
見積もりの内訳が不明瞭な会社は、後から追加請求が発生しやすくなります。初期費用だけでなく、修正回数の上限・追加機能の単価・保守費用の詳細まで確認することが重要です。料金相場の詳細については、こちらも参考にしてください。
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- 工程ごとの費用内訳を明示してもらう
- 修正回数の上限と追加費用の条件を確認する
- サーバー・ドメイン費用が含まれるか確認する
- 保守・運用の月額費用と対応内容を確認する
- 支払い時期と分割払いの可否を確認する
制作後のサポート体制を確認する
ホームページは公開後の運用が成果を左右します。制作が終わった後のサポート体制が手薄な会社に依頼すると、更新や修正のたびに費用がかかったり、対応が遅れたりします。契約前にサポートの範囲と対応時間を確認しておくことが重要です。
- テキスト修正や画像差し替えの対応範囲を確認する
- 新規ページ追加の費用と対応期間を確認する
- 問い合わせへの返答スピードを初回から見ておく
- 担当者が変わった場合の引継ぎ体制を確認する
- 緊急時の対応窓口があるか確認しておく
制作会社選びで失敗しないための注意点
選定の判断軸を持っていても、見落としやすい落とし穴があります。特に「料金の安さだけで決める」「契約内容を曖昧にしたまま進める」「提案の中身を見ずに決める」の三つは、後からのトラブルにつながりやすいです。外注先とのトラブルを防ぐ発注の考え方については、こちらも詳しく解説しています。
あわせて読みたいホームページ制作の外注で失敗しない発注の進め方|中小企業が押さえるべき3つのポイントホームページ制作の外注で「イメージと違う」「追加費用を請求された」といったトラブルが起きる構造を解説します。丸投げ発注を避けるための3つのポ…
料金の安さだけで選ばない
極端に安価な制作会社を選んだ場合、品質・プロセス・長期的な対応の三つにリスクが生まれます。安さで選んだ結果、修正のたびに追加費用がかさみ、当初の想定を大きく上回る費用がかかってしまう——こうしたケースは珍しくありません。費用対効果を重視するなら、初期費用の安さより「何が含まれているか」を確認することをおすすめします。
- テンプレートの使い回しでないか確認する
- スマホ対応が標準で含まれているか確認する
- セキュリティ対策の内容を具体的に聞く
- 担当者が固定されているか確認しておく
- 追加費用が発生する条件を契約前に明確にする
契約前に納品物と権利関係を確認する
制作物の著作権がどちらに帰属するか、契約終了後にデータを持ち出せるかは、後のビジネス展開に直結する重要な確認事項です。口頭での合意だけで進めると、認識の違いからトラブルになりやすくなります。不明な点は必ず書面で確認し、曖昧なまま進めないことが原則です。
- 制作物の著作権の帰属先を書面で確認する
- 契約終了後のデータ移行方法を確認しておく
- 納品物の詳細リストを契約前にもらっておく
- 瑕疵担保責任の期間と範囲を確認する
- 契約解除の条件とキャンセル費用を確認する
提案の中身と担当者の対応で見極める
実績や料金は資料で比べられますが、自社に合うかどうかは打ち合わせでの提案と対応に表れます。自社の課題を聞いたうえでの提案か、どの会社にも出せる型どおりの提案かを見ましょう。良いことだけでなく、デメリットやリスクも伝えてくれる会社は、公開後も相談しやすい相手になります。
- 自社の課題に合わせた提案になっているか
- デメリットやリスクも伝えてくれるか
- 専門用語を補いながら説明してくれるか
- 質問への返事が早く、ていねいか
見積もり依頼と問い合わせ時に準備すること
複数社に同じ条件で見積もりを依頼することで、初めて比較が成立します。条件がバラバラでは金額の差が何を意味するのか判断できません。目的・参考サイト・必要機能・スケジュールの四つを整理した上で問い合わせると、制作会社からの提案精度が上がり、認識のズレを防げます。
目的と要件を具体的に伝える
「いいホームページを作ってほしい」という依頼では、制作会社は動けません。目的・参考サイト・機能要件の三つを具体的に伝えることで、見積もりの精度が上がり、後からの認識ズレを防ぎやすくなります。
- 制作の目的を一文で明確に伝える
- 参考にしたいサイトを3件程度用意しておく
- 好きなデザインの要素と避けたい表現を整理する
- 必要な機能をリストにして渡せるようにする
- 競合他社との差別化ポイントを先に整理しておく
スケジュールと見積もり内訳を確認する
見積もりを受け取ったら、金額の合計だけでなく工程ごとの内訳を確認することが重要です。また、制作期間・修正回数・各工程の所要時間を確認しておくことで、公開までのスケジュールを現実的に組めます。初回の対応スピードや説明の丁寧さは、その会社の仕事の進め方を判断する材料にもなります。
- 全体の制作期間と各工程の目安を確認する
- 修正回数の上限と追加費用の条件を確認する
- 見積もりの工程別内訳を明示してもらう
- 支払い時期と方法を契約前に確認する
- 初回問い合わせへの対応の質で会社を判断する
まとめ:制作会社選びは「基準を決めること」から始まる
制作会社選びの失敗の多くは、比べる基準が決まっていないことから起こります。目的・予算・運用体制を社内で先に整理し、実績・提供範囲・料金の透明性・サポート体制の4つを順に確かめましょう。安さだけで選ばない、契約内容をあいまいにしない、複数社に同じ条件で見積もりを取る。この3点を守るだけでも、失敗は防ぎやすくなります。
制作会社を選んだ後に確認しておくこと
制作会社が決まったら、公開後の動き方も先に設計しておくことが重要です。ホームページは公開してからが本当のスタートです。SEO・コンテンツ・導線の改善を継続して行うことで、問い合わせが安定して増える状態に近づきます。制作後にやるべき集客施策については、こちらで詳しく解説しています。
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- 公開直後にアクセス解析の設定を確認する
- 重要ページの計測を最初から整えておく
- 問い合わせ導線が正常に動くか確認する
- 公開後一か月で初回の数字を確認する
- 改善の優先順位を数字をもとに決める
中小企業のホームページ制作全体の流れと費用感については、こちらの完全ガイドもあわせてご覧ください。
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Webサイトは、集めるツールではなく、選ばれるためのツールです。ウィルサポは、BtoB企業がこの「比較検討フェーズで選ばれる状態」をつくることに特化した、サブスク型ホームページ制作サービスです。営業活動・SEO・広告・展示会などで接点を持った見込み客が、他社と比較したときに「ここに相談したい」と思える——その一歩を後押しする構成・導線を設計します。BtoB特化の戦略設計とフルオーダーデザインで、営業基盤として機能するサイトを月額制で制作・運用。LP制作や新規サイト、既存サイトのリニューアルまで対応します。
- 営業構造から逆算した、BtoB特化のWeb戦略設計
- 比較検討フェーズで「選ばれる」ための構成・導線設計
- テンプレートに頼らないフルオーダーのオリジナルデザイン
- 内部SEO対策を標準対応し、検索エンジンに評価される土台づくり
- 公開後も止まらない、月額型の継続サポート
この記事の著者
高橋 竜也|合同会社ウィル 代表
BtoBマーケティングの現場経験10年以上、Web制作の現場経験7年以上。SaaS企業でリード獲得施策・MA運用・インサイドセールスのマネジメントを経験。福岡・博多を拠点に、BtoB中小企業の営業基盤づくりを支援。