SNSマーケティングの必要性
多くの人がSNSを日常で活用しており、街中でスマホを開いている人の半数以上がSNSを見ていると言っても過言ではありません。
SNSはユーザー同士のつながりが強いのが特徴で、情報のシェアや口コミなどの信用性や拡散度も非常に高いです。SNSをうまく活用することで、消費やサービスのブランドイメージを作ったり、より多くの人に自社のサービスを知ってもらうことができる強力なツールです。
また、コストを抑えて認知度を上げられたり、今までアプローチが難しかった客層へ情報を届けることができるのもSNSの特徴です。
SNSごとに利用しているユーザーの特徴や層なども様々なので、今回は、主要なSNSに向いている業種やSNSごとの特徴などを紹介していきます。
ユーザー数が伸びている主要なSNS
今回は月間のアクティブユーザーが多いインスタグラム、エックス、TikTokの3つを中心にご紹介していきます。
月間のアクティブユーザー数(2024年4月現在)
- インスタグラム・・・3300万人
- エックス・・・4500万人
- TikTok・・・1700万人
インスタグラムの特徴と向いてる業種
インスタグラムのメリットとデメリット、向いてる業種などを紹介していきます。特徴などを把握することで、効果的にエックスを運用していきましょう。
インスタグラムのメリット
インスタグラムのメリットは以下の3点です。
- 視覚的に商品やサービスを訴求できる
- 検索ツールとして利用するユーザーが多い
- ユーザーと直接コミュニケーションが取れる
インスタグラムの最大の特徴としては、画像や動画の投稿がメインになるので、一目見ただけでサービスや商品の情報を把握できる点になります。また、画像にテキスト情報なども入れ込むことができるので、注目してもらいたいポイントなども効果的に訴求することができます。
また、検索ツールとして活用するユーザーも多く、一度投稿した内容が流れることなく何度もユーザーの目に止まるのも特徴です。
ユーザーとコミュニケーションも取れるので、積極的にコミュニケーションをとることにより、アプローチできていなかったユーザーにも自社のサービスを知ってもらえます。
インスタグラムのデメリット
インスタグラムのデメリットは以下の3点です。
- 拡散力が低い
- 投稿の作成や分析に労力が必要
インスタグラムのデメリットとしては、拡散力が他のSNSに比べて低いことです。インスタグラムには他のユーザーが拡散を促す様な機能がついていないので、投稿の質を上げてユーザーからのエンゲージメント(いいね、コメント、保存数など)を高めることで、おすすめにも掲載されやすくなります。
投稿の作成なども、素材となる画像の準備や加工、競合のアカウント分析など投稿の質を担保するとなると発生すぐ作業も多くなってくるので、ある程度の労力がかかるのもデメリットの一つです。
インスタグラムが向いてる業種
- ファッション系
- 美容系
- 飲食系
- 旅行系
20代から40代の女性の利用者が特に多いので、ライフスタイルに関する業界は、特にInstagramを活用したマーケティングに適しています。
また、有形商材を扱っているサービスは相性がいいので、ターゲットが女性の有形商材の場合はインスタグラムを活用すると成果が出る可能性が高いです。
エックスの特徴と向いてる業種
エックスのメリットとデメリット、向いてる業種などを紹介していきます。特徴などを把握することで、効果的にエックスを運用していきましょう。
エックスのメリット
エックスのメリットは以下の3点です。
- 拡散力の高い
- リアルタイム性が高い
- 多くの人とコミュニケーションが取れる
エックスの特徴は何と言っても高い拡散力です。リポストのボタンひとつで簡単に拡散できてしまうため、拡散したい商品やサービスを有益な情報を合わせてポストするとより多くのユーザーに知ってもらえます。
また、他のSNSと比べてリアルタイム性が高いのも特徴なので、限定クーポンの配信やキャンペーンの告知など、リアルタイムで拡散したい内容にも向いています。
ユーザーとの交流も気軽にできるので、商品やサービスのアンケートなど、ユーザーのリアルな声を拾うこともできます。
エックスのデメリット
エックスのデメリットは以下の3点です。
- 140文字の制限で長文で発信できない
- フォロワー数による発信の影響が大きい
140文字以上の投稿はできないので、投稿する際は情報を精査して投稿する必要があります。一つの投稿で長文を投稿したい場合は、画像にするなどの手間がかかります。
また、フォロワー数による発信の影響が他のSNSに比べると強い傾向があるので、ある程度フォロワーを集める必要も出てくるでしょう。
エックスが向いてる業種
- 飲食系
- 小売系
- 美容系
- サービス系
特徴としては、情報のリアルタイム性と拡散力になってくるので、新商品の案内や季節ごとのイベント、おすすめ商品の案内、今限定のお得情報などの発信が向いています。
ユーザーの利用範囲も10代から50代で、男女比もほぼ50%なので、幅広いターゲットにアプローチすることができます。
TikTokの特徴と向いてる業種
TikTokのメリットとデメリット、向いてる業種などを紹介していきます。特徴などを把握することで、効果的にTikTokを運用していきましょう。
TikTokのメリット
TikTokのメリットは以下の3点です。
- 拡散力が高い
- 広告への嫌悪感が他のSNSと比べて少ない
- 潜在層にリーチしやすい
TikTokの特徴は、フォロー数に関係なく拡散力が高いところです。TikTokは独自のアルゴリズムを持っており、関連する動画を視聴しているユーザーに近い投稿がおすすめ欄で自動で流れます。また、TikTokを開いた時の最初の画面がおすすめ欄なので、そのまま視聴するユーザーも多く、フォロワー数が少なかったとしても必ず100から500名程度のユーザーには表示されると言われています。
また、アリゴリズムがユーザーの行動に応じて自動で動画を表示させていくので、潜在ニーズのあるユーザーにも情報が届きやすいのも特徴です。
TikTok広告も一般の投稿と同じ様な内容になっているケースが多く、ユーザーは嫌悪感なく広告を閲覧することができるのも特徴のひとつです。
TikTokのデメリット
TikTokのデメリットは以下の3点です。
- 売上に直結しにくい
- ターゲットが若年層に絞られやすい
デメリットとしては、ターゲットが10代から20代が全体の50%以上をしめているので、幅広いターゲットの商品やサービスはあまり向いていません。
またビジネス感が少なくエンタメ要素が高い分、商品が欲しい、情報を探しているユーザーが他のSNSと比べ少ないので、直接的な売り上げにつながるケースが少ないこともデメリットのひとつです。
TikTokが向いてる業種
- エンタメ系
- 美容系
- 飲食系
- アパレル系
TikTokは10代のユーザーが多いため、BtoC商材やサービスの広告がマッチしやすい傾向にあります。ビジュアルでの訴求が効果的なジャンルなどは特に相性がいいです。
まとめ
SNSは無料で集客できる便利なツールですが、ビジネス内容によって使い方や相性などもあるので、自分に合ったSNSをしっかり運用していくことが集客成功への近道です。