LPの鉄板構成8ステップ|購買心理に合わせた構成要素をご紹介

この記事でわかること

  • 成果が出るLPの鉄板構成
  • お客様の購買心理と購入までの流れ
  • LPを外部に発注する時の相場感

こんな人におすすめ

  • LPを作成してビジネスを拡大したい
  • すでにLPは持っているが、なかなか成果が出ない
  • LPを始めて作るが、なにから始めていいかわからない
目次

LP(ランディングページ)の基本構成

LP(ランディングページ)とは、広義の意味合いでいくとお客様がWebサイトを訪問するときに、一番最初にアクセスするページのことを指しますが、狭義の意味合いの場合は、縦長のセールスページのことを指します。

一般的に使われる意味合いとして多いのは狭義のセールスページ方で、お客様の購買意欲を促進してお問い合わせや商品の購入を促進するためのページで、広告運用とセットで使われるケースが多いです。

LPの役割と目的とは?

今回ご紹介するLPは、縦長のセールスページのLPで、その最大の目的は問合せや資料請求、商品の購入などを促進するために作成されるページになります。

通常のWebサイトとの違いは、通常のWebサイトは会社紹介、サービス紹介、お知らせなどの情報提供を目的として作られるケースが多く、お客様がストレスなく目的の情報に辿り着けるように、関連する他のリンクがそれぞれのページに貼られており、お客様が回覧しやすいような動線設計がされているなど、別ページに飛びやすいよう設計されているのが一般的です。

しかし、LPは特定の商品やサービスの販売を目的としているので、いかにそのページから離脱しないかに重点を置いたページ設計になっています。なので、基本LPには他のページに飛ぶリンクは入っていないのが特徴です。

セールス目的のLPは、いかに最後まで読んでもらい、お問い合わせフォームや商品を購入してもらうかがとても重要になります。

LPの基本構成

LPは以下の3つのセクションから構成されてます。

  • ファーストビュー(サイトを訪問したときに一番最初に表示される画面で、直感的に自分が探している情報とマッチしていると感じてもらう必要があります。)
  • ボディ(LPの大半を占める部分です。お客様の悩みやその解決方法、商品やサービスの詳細、利用者の声などお客様に対して購入を促すような内容を記載します。)
  • クロージング(お客様の購入を後押しするセクションです。購入するにあたり出てくる不安や疑問を解消して、お客様の購入を後押しするためのセクションです。)

LPは大きく分けると上記の3つのセクションと役割で構成されています。セールスLPの場合、縦長のページになってしまい情報量も多くなってしまうのでお客様が少しでも違和感を感じてしまうと、ページを離脱されてしまい成果につながりません。

なので、LPの構成を作成する際はお客様の購買心理に合わせた流れで構成を作っていくことが非常に重要です。

お客様の購買心理に合わせたLP構成の8つの鉄板要素

LPを作成の前提となる考え方は、あなたのLPを閲覧するお客様はすでに課題や問題を抱えており、その解決策を求めて検索した結果あなたのLPにたどりついたことを前提にページを作成していきましょう。

なので、あなたがLPの中で行う内容としては、すでに顕在化しているお客様の課題解決のご提案をページ内で行います。

LPの構成:ファーストビュー(1)ボディ(2〜5)クロージング(6〜8)

  • 1. ファーストビュー
  • 2. お客様の悩みに共感
  • 3. お客様の悩みの解決策
  • 4. 商品やサービスを利用するベネフィットの提示
  • 5. 商品・サービスの強みや特徴
  • 6. お客様の声やビフォアー・アフター
  • 7. オファーの提示
  • 8. よくある質問

1. ファーストビュー

LPでは、約70%のお客様がファーストビューで離脱すると言われております。なので、ファーストビューから下にスクロールしてもらうことがLPで効果を上げるためには最も重要と言えます。

ファーストビューで離脱を防ぐためには、お客様に「この内容は自分に関係のある内容だ」と感じてもらうことが大切です。つまり、何の商品やサービスかが一目でわかるようしたり、商品やサービスの強みやがわかるキャッチフレーズ、相手の困っていることや心境を言い当てて「ハッと」させることでお客様の興味度を上げていきましょう。

ファーストビューのポイント

  • 誰がどうなれる商品、サービスなのかを明確にする
  • お客様が共感できるベネフィット(最終的に得られる理想の姿)を入れたキャッチコピーを作成する
  • 画像やイラストなどで直感的に商品やサービスが伝わるようにする
  • 「お問い合わせはこちら」のようなCTAボタンを設置する
  • 購入のハードルを下げる言葉を入れる(期間限定◯%オフなど)

2. お客様の悩みに共感

このセクションを見ているお客様は、ファーストビューで「このページの情報は自分が探しているもの」と感じている方が大半です。このセクションで具体的なお客様の悩みを言い当てることで、この先の情報への興味度合いを上げて、ページ離脱率を下げることができます。

ここでのポイントは、悩みはより具体的な内容の方がお客様から深く共感を得ることができるので、興味度合いも上がるという点です。誰にでも当てはまるような当たり障りのない内容よりも、よりターゲットを絞った具体的な内容を準備するようにしましょう。

ビジネスオンライン英会話スクールの場合

  • メールや文章は読めるが、会議になるとうまく英語が話せない
  • ビジネスシーンに適切な表現や失礼にならない表現を学びたい
  • 突然話を振られても、スムーズに英語で返せるようになりたい
  • 用件だけでなく、相手を気遣う丁寧な英語を身につけたい
  • 出張や移動が多いので、色々な場所でレッスンを受けたい

3. お客様の悩みの解決策

上記で記載したお客様の悩みの解決策をこのセクションで提示します。ポイントは、お客様が想像している(知っている)解決策ではなく、独自の解決策やノウハウなどの方法を提示することです。

お客様が期待している内容と、LP内で提示する課題解決方法のギャップがあればあるほど、お客様の興味度合いは上がっていきます。逆にお客様が想像している解決策だと、ここまで上がってきた期待値がそれ以上上がらない、もしくは下がってしまうケースがあるので、価格が安い方が選ばれるという事態が起こります。

4. ベネフィットの提示

ベネフィットとは、その商品やサービスを活用した結果、どのように変わったか、どんな結果を得ることができたかを伝えます。このベネフィットはお客様が望んでいる未来の姿を描くことが大切です。

ベネフィットも、共感セクションと同様に、万人受けするような内容を記載すると強い共感を得られずに期待感があまり高まらないので、ターゲットをしっかり絞った上で特定のターゲットが望んでいる未来の姿を見せることが非常に重要です。複数のターゲットに対して訴求をしたい場合は、LPをターゲットごとに作成するのが効果的です。

「3. お客様の悩みの解決策」と「4. ベネフィットの提示」は二つで一つの役割を担うケースが多いです。

SNS運用代行の場合

  • 2000アカウントの運用実績がある弊社独自のノウハウを活用することで、短期間で質の高い見込みになるフォロワーを伸ばすことができます。
  • 美容系に特化してるインフルエンサーを活用したSNSマーケティングで、1ヶ月目から問い合わせがくるアカウントに育てます。
  • 採用に高い料金を払う時代は終わりました。弊社独自のSNSのノウハウで、最短1ヶ月でスキルの高い中途採用者のお問い合わせを獲得します。

5. 商品・サービスの強みや特徴

このセクションでは、具体的なサービス内容や特徴、強みなどを紹介します。ベネフィットで記載した内容がなぜ実現できるのかをこのセクションでお客様に納得いただくことが重要です。

  • 商品やサービス名
  • 品質や性能
  • こだわりのポイント
  • 競合との違い
  • 自社製品やサービスの独自性
  • 客観的な証拠や権威性

6. お客様の声やビフォアー・アフター

商品やサービスの選定を行う際に、大きな選定基準となっているのがすでにその商品やサービスを利用しているユーザーの口コミや評価、利用者の声です。自分の状況と近いユーザーがその商品やサービスに高い評価をしていると、購入前の不安が払拭され、購入の後押しをしてくれます。

ビフォアー・アフターを提示することも非常に効果的で、自分が商品やサービスを利用して手に入るベネフィットをより鮮明にイメージさせることができます。

ユーザーの声を掲載する際は、ご本人の写真やお名前などリアルな情報を掲載すると、より信頼度が上がり効果が期待できます。

7. オファーの提示

ここまで辿り着いたお客様は、商品の内容やベネフィットに対して理解を深めているので、最後に購入に対するハードルを下げて背中を押してあげましょう。

割引や特典で期間限定や先着何名など、今購入する理由をしっかりと訴求することで、お客様の背中を押してあげることができます。

  • 〇日間返金保証、分割OK
  • 今ならモニター価格〇〇円
  • 今月3名限定30%オフ
  • 今なら特典で〇〇をお付けします

8. よくある質問

お客様の不安や疑問を払拭するために必要なセクションです。お客様は不安や疑問がある商品やサービスは購入しません。なので、商品やサービスを購入する際に出てくる疑問や不安を解消して、安心して商品を購入してもらいましょう。

また、事前に不安な点や疑問点を説明しておくことで、購入後のクレームも抑えることができます。

  • 返品はできますか?
  • 納品までの期間はどのくらいかかりますか?
  • 保証内容を教えてください。
  • 解約方法を教えてください。

LP(ランディングページ)を作成する時のポイント

ターゲットを明確にする

LPを作っていくときに重要なのは、より具体的な内容でお客様の共感を得ることです。誰でも当てはまるような内容だと興味度をあげることができずに、すぐにサイトから離脱されてしまいます。

ターゲットをできるだけピンポイントで絞ることで、より具体的で共感を得られる「ファーストビュー」や「お客様のお悩みに共感」部分が作れるので、最も重要な商品やサービスへの興味付けをすることができます。

ターゲットがどうしても広くなってしまう場合は、それぞれのターゲットに合わせたLPを複数作成することをお勧めします。

わかりやすい表現を使う

人はめんどくさがりなので、しっかり読み込まないとわからないページだとそれだけで離脱率が上がってしまいます。なので専門的な用語や英語を多用したり、パッと見て内容が入ってこないカタカナなどをたくさん使っているとそれだけで離脱率は上がります。

なので、誰でも馴染みのあるような優しい言葉に変えたり、画像で直感的にわかりやすく伝わる工夫をすることで、お客様はストレスなくページを読み進めることができます。

申し込みフォーム入力はできるだけ簡単に

フォーム入力も必要最小限の情報のみを入力してもらうようにしましょう。最後まで読み進めて、あとは申し込みだけだったとしても、入力内容が複雑だったり、普段使わない情報の入力を求められたり、アンケート内容に近い情報をそこで長々と入力させられると、めんどくさくなって離脱されてしまいます。

申し込みフォームは最低限の内容にして、個人情報や必要情報は、申し込みの後に別でメールで専用フォームを送るなどの動線を別で取ることで、申し込みフォームでの離脱を防ぐ工夫が必要になります。

Webサイトを作成する際のポイントや、失敗しない制作会社の選び方はこちらの記事で詳しく解説しています。

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LPで成果を最大化するために必要なこと

LPに限らずですが、Webマーケティングで成果を出すためには「改善」作業がとても大切です。この改善作業をしなければ、どんなに作り込んだWebサイトやLPでも大きな成果を出すことはできません。

理由としては、最初は仮説を立ててページ構成や内容を作っていきますが、それはあくまでも仮説に過ぎないので、その仮説が正しいかどうかの検証を行う必要があります。

正しいかどうかの検証とは、作成したLPをマーケットに公開して反応を見るということです。

マーケットに公開することで、お客様からどのくらいのアクセスがあり、どこのセクションで離脱されるのか、どこのページがクリックされているのかなどのお客様のリアルなアクションがわかります。

お客様の行動やアクションをもとに離脱率の箇所の改善や、コンテンツの拡充などを繰り返し行うことで、お客様にとっての最適なLPが出来上がります。これをLPO(Landing page optimization | ランディングページ最適化)と言います。

LPの制作費用の相場はいくら?

LPの制作相場は、30万〜60万程度となっており、中央値は40万となってます。もちろん30万以下で制作を請け負っているところも多いですが、目的や要望によって費用が変わってきます。

目的 相場 発注先 作業範囲
格安で作りたい 10万程度 フリーランス・個人 デザイン・構築
デザインにこだわりたい 30万程度 小規模の制作会社 構成・デザイン・構築
構成・コンテンツにもこだわりたい 30万〜60万 中小規模の制作会社 構成・テキスト作成・デザイン・構築
Webマーケのサポートもしてほしい 60万以上 マーケティングコンサル会社 戦略から構築まで全て

その他サイト制作の相場と料金表はこちらから

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LPのサブスクという選択肢も



最近ではホームページのサブスクサービスも出てきており、高いデザイン性やクオリティのサイトがコストを押さえて運用することができるようになりました。

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