「名刺交換はした」「資料請求もあった」。それなのに、その後まったく反応がない――。こうした状況は、BtoBの現場ではとてもよく起きます。理由はシンプルで、BtoBの購買は“勢い”では決まりにくいからです。多くの場合、お客様は「知る → 比べる → 相談する」という流れを、数週間から数か月かけて進めます。つまり、名刺交換や資料請求は“スタート地点”で、そこから何もしないと、自然に忘れられてしまいます。
そこで役立つのが、Webを使った「思い出してもらう」「理解してもらう」「行動しやすくする」の仕組みです。この記事では、難しい言葉をなるべく避けながら、見込み客(将来のお客様になる可能性がある人)を育て、問い合わせや資料請求につなげる基本の流れを、具体例つきで整理します。
こんな方におすすめの記事です
- 名刺交換後の反応が続かず困る
- 資料請求が商談に繋がらない
- 問い合わせを増やす方法を知りたい
- Webで集客の仕組みを作りたい
この記事でわかること
- 見込み客の意味と行動の流れ
- Webが育成に向く理由の全体像
- 育成の基本ステップと考え方
- 名刺・資料請求後の具体対応例
- 相談を生む「きっかけ」の作り方
BtoBにおける「見込み客」とは何か
見込み客とは、「今すぐ買うわけではないが、将来お客様になる可能性がある人」です。BtoBでは、金額が大きかったり、関係者が複数いたり、導入後の影響が大きかったりします。そのため、問い合わせの前に情報収集の期間が長くなりがちです。ここを理解せずに「今すぐ契約しませんか?」と押してしまうと、相手は警戒して離れやすくなります。まずは見込み客の状態を整理し、相手のタイミングに合わせた接点づくりを考えることが、Webマーケティングの土台になります。
見込み客と今すぐ客の違い
「今すぐ客」は、すでに課題がはっきりしていて、予算や期限も見え始めている状態です。一方の「見込み客」は、課題がぼんやりしていたり、社内で検討が始まったばかりだったりします。BtoBでは、見込み客がいきなり問い合わせをすることは少なく、まずはサイトを見たり、資料を読んだり、似た会社の事例を探したりします。ここで役立つのが「すぐ売る」ではなく「わかりやすく説明する」情報です。相手が安心して次の行動に進めるよう、段階に応じて出す情報と導線(次にしてほしい行動)を変えることが大切です。
- 今すぐ客と見込み客を整理する
- 検討段階の違いを確認して把握する
- 段階別の案内を用意して分ける
- 初手から契約提案で押すのを避ける
- 安心材料となる説明を増やして用意する
- 問い合わせ前の導線を整えて作る
見込み客が検討を進めるまでの流れ
BtoBの購買は、だいたい「知る → 比べる → 相談する」という順番で進みます。たとえば、展示会で名刺交換した人は「知る」の入口に立っただけかもしれません。資料請求した人は「比べる」を始めた段階かもしれません。この流れを意識すると、次に何を出すべきかが見えます。「知る」段階には、やさしい解説やよくある疑問への回答が効きます。「比べる」段階には、料金の考え方、導入の流れ、事例などが効きます。「相談する」段階には、無料診断や短時間の相談枠など、動きやすい入口が効きます。順番を踏むほど、相手の不安は減り、相談が生まれやすくなります。
- 知る・比べる・相談する流れを整理する
- 段階別に情報の深さを合わせて調整する
- 比較用の材料を用意して整備する
- 導入までの流れを示して見える化する
- 不安や疑問を先回りして減らす
- 次の一歩を小さく用意して行動を促す
放置すると起きる機会損失
見込み客を放置すると、最も多いのは「忘れられる」ことです。名刺交換や資料請求の直後は関心が高いのに、何も案内がないと、1週間もすれば優先度が下がります。さらに、競合がわかりやすい情報を出していたり、比較しやすい資料を用意していたりすると、そちらに流れます。BtoBは検討期間が長いぶん、接点が途切れた瞬間に選択肢から外れやすいのです。逆に言えば、難しい施策をしなくても「定期的に役立つ情報が届く」「必要な情報がサイトにある」だけで、思い出してもらえる確率が上がります。放置は“何もしないリスク”なので、少ない手間で続けられる仕組みづくりが重要です。
- 放置すると忘却を招きやすいことに気づく
- 接点がゼロの期間を作らないように防ぐ
- よくある疑問を整理して記事化する
- 役立つ情報を定期的に送って届ける
- 比較材料をWebに残して置いておく
- 一度きりの接点で終わらせるのを避ける
見込み客育成にWebが向いている理由
見込み客を育てるには、相手のタイミングに合わせて「必要な情報」を届け続ける必要があります。しかし、営業が毎回電話や訪問で対応するのは現実的に難しいことも多いです。そこでWebを使うと、情報提供が“仕組み”になります。記事や事例、よくある質問、資料などをサイトに置いておけば、相手は好きな時間に確認できます。メルマガで新しい記事や改善情報を案内すれば、思い出してもらう機会も作れます。Webは一度作った内容が積み重なり、後から効いてくるのが強みです。ここでは、Webが育成に向く理由を、現場目線で整理します。
Webは24時間働く営業担当になる
Webの良いところは、営業時間外でも「説明」ができる点です。たとえば、夜に情報収集する経営者もいますし、忙しい担当者は昼休みにスマホで確認することもあります。営業資料が手元になくても、サイトにサービス内容、対応範囲、費用の考え方、事例がまとまっていれば、それだけで信頼につながります。しかも、同じ説明を何度も繰り返す必要が減るので、営業側の負担も軽くなります。最初から完璧に作る必要はなく、まずは「よく聞かれること」を記事やページにして置くことが、育成の第一歩になります。相手が疑問を解消できるほど、相談のハードルが下がります。
- サービス概要をわかりやすく置いて伝える
- 対応範囲と対象外を明確に載せて示す
- 費用の考え方を文章で丁寧に説明する
- 事例や実績を定期的に増やして追加する
- 同じ質問の説明コストを減らして削減する
- 安心材料を用意して相談時の不安を減らす
対面営業とWebの役割の違い
対面営業は「相手に合わせて提案できる」「温度感を読み取れる」という強みがあります。一方で、Webは「情報を整理して伝える」「必要な人にいつでも見てもらえる」という強みがあります。BtoBで効果が出やすいのは、この2つを分けて考えることです。Webは、問い合わせ前の段階でよくある疑問を解消し、相手の理解を深める役割を担います。対面営業は、個別事情に合わせた提案や見積もり、社内調整のサポートに集中できます。つまり、Webは営業の代わりではなく、営業が本来やるべき仕事に集中するための“準備”をしてくれる存在です。この役割分担ができると、少ない人数でも集客と商談を回しやすくなります。
- Webは理解を促し営業は提案に分けて役割を担う
- 問い合わせ前の疑問を整理して解消する
- 比較材料をWeb上で用意して提示する
- 営業は個別提案に集中できる時間を確保する
- 初回説明の手戻りを減らして効率化する
- 社内で共有しやすい情報を作って置く
小さく始めて改善できるのがWebの強み
Web施策は、最初から大きく作ろうとすると止まりがちです。BtoBの中小企業では、担当者が兼務していることも多く、時間も限られます。そのため、最初は小さく始めて、反応を見ながら改善する進め方が現実的です。たとえば、まずは「よくある質問を3つ記事にする」「資料請求後に案内する記事を1つ作る」など、少ない範囲で着手します。そのうえで、閲覧数や資料請求の数など、簡単な数字を見て、反応が良いテーマを増やしていきます。Webは、作ったコンテンツが“資産”として残るので、積み重ねるほど成果が出やすくなります。大事なのは完璧より継続です。
- 最初に取り組む範囲を小さく決めて切る
- 質問が多いテーマから優先して記事化する
- 閲覧数や反応を簡単に測って確認する
- 反応が良い内容を見極めて増やして追加する
- わかりにくい表現を見直して直す
- 月1本でも更新を止めずに続ける
見込み客を育てるための基本ステップ
見込み客を育てる流れは、難しく考えなくて大丈夫です。基本は「思い出してもらう」「理解してもらう」「行動しやすくする」「関係を保つ」の4つにまとめられます。ここで重要なのは、売り込みを強くしないことです。BtoBでは、相手が警戒すると検討が止まります。まずは“役立つ情報を届ける会社”として認識されることが先です。次に、比較検討に必要な材料をそろえ、最後に「相談してもいいかも」と思える小さな入口を用意します。この順番を守ると、自然に問い合わせや資料請求につながりやすくなります。以下では、それぞれのステップで何を用意すべきかを具体的に説明します。
思い出してもらう仕組みを作る
最初のステップは、売ることではなく「思い出してもらう」ことです。名刺交換や資料請求の直後は覚えていても、日々の業務に追われると記憶は薄れます。そこで、Webとメルマガを連携させ、定期的に“役立つ情報”を届けます。たとえば、サイトに初心者向けの解説記事や、よくある質問のページを用意し、メルマガで「新しい記事を公開しました」と案内します。売り込みではなく情報提供なので、受け取る側の負担も少なく、継続しやすいです。ここでポイントなのは頻度より一貫性です。毎週でなくても、月1回でも良いので、情報が届く状態を作ると、いざ相談が必要になったときに思い出されやすくなります。
- よくある質問をまとめたページを用意する
- 初心者向けの解説記事を継続して書き増やす
- 記事を更新したらメルマガで案内して送る
- 文章のトーンと内容の一貫性を揃えて保つ
- 月1回など無理のない発信頻度を決める
- 短い内容でも発信を止めずに続ける
理解を深めてもらう情報を届ける
次のステップは「なるほど」と思ってもらう情報を出すことです。BtoBの見込み客は、課題をうまく言語化できていないことが多く、判断材料も不足しています。ここで有効なのが、具体例と数字での説明です。たとえばWeb制作なら、「ホームページを作るだけでは成果が出にくい理由」「問い合わせが増える会社の共通点」などを、やさしい言葉で解説します。数字の例としては、「月100アクセス程度では問い合わせは年に1件あるかどうか」「記事を10本追加し500アクセスになると月1〜2件に増えるケースがある」など、イメージしやすい目安を示します。もちろん業種や地域で差はありますが、目安があるだけで理解が進み、次の行動につながりやすくなります。難しい言葉を使うほど伝わりにくくなるので、短い文で丁寧に説明するのがコツです。
- 成果が出ない原因をわかりやすく書いて伝える
- 数字の目安を示して具体的なイメージを作る
- 良い例と悪い例を比べながら対にして説明する
- 伝える要点を3つ程度にまとめて絞る
- 専門用語を連発せず難しくしないよう避ける
- 比較に使える資料や事例を事前に用意する
行動しやすいきっかけを用意する
理解が進んでも、最後の一歩が踏み出せないことはよくあります。ここで必要なのが「行動しやすいきっかけ」です。いきなり「契約しませんか?」と言われると、BtoBの相手は身構えます。おすすめは、無料診断、簡単なチェックリスト、30分の相談枠など、負担が小さい入口です。たとえばチェックリストなら「3つ以上当てはまったら改善余地があります」といった形にします。無料診断なら、質問は多すぎないようにして、結果はA4で1〜3枚など読み切れる形にすると喜ばれます。重要なのは、相手が“押し売りされない”と感じられる設計です。入口が小さいほど、相談が生まれやすくなり、商談の質も上がります。
- 無料診断など気軽に試せる入口を用意する
- チェックリストを作って自己判断を促す
- フォーム項目を必要最小限にして短くする
- 診断結果の返却期限を明確に示す
- 押し売りされる不安を感じさせない工夫をする
- 相談までの流れを事前に説明して置く
継続して関係を保つ
BtoBでは、今すぐ契約にならない見込み客が大半です。だからこそ、関係を保つ仕組みが効いてきます。ここで重要なのは「追いかけすぎない」ことです。役立つ情報を定期的に届け、相手が必要になったときに思い出せる状態を作ります。具体的には、月1回のメルマガで、新記事の案内、よくある質問への回答、改善事例などを共有します。また、サイト側も更新が止まっていると不安になります。すべてを頻繁に更新する必要はありませんが、最低限、事例やお知らせが少しずつ増えると信頼につながります。さらに、問い合わせや資料請求の後に、関連する記事を数回に分けて案内するだけでも、理解が深まりやすくなります。続けるコツは、完璧を求めず、社内で回せるルールにすることです。
- メルマガ配信の頻度を月1回に決めて固定する
- 新記事や事例を短い文章でまとめて案内する
- 問い合わせ後の案内内容をテンプレート化して整える
- 事例や実績を少しずつ更新して追加する
- 社内で無理なく回せる運用ルールを作って設計する
- 完璧を目指さず継続を優先して続ける
具体例|見込み客が育つWeb活用のケース
ここでは、実際に起こりやすい場面を3つに分けて、見込み客が育つ流れを具体的に紹介します。ポイントは、どれも大がかりな仕組みを前提にしていないことです。名刺交換や資料請求が発生したあとに、相手の検討段階に合わせて「役立つ情報」を届け、最後に小さな入口を用意します。これだけで、反応がゼロの状態から抜け出しやすくなります。自社に当てはめやすいよう、メールで何を送るか、サイトに何を用意するかの観点で整理します。
名刺交換後にメルマガで関係をつなぐ例
展示会や交流会で名刺交換をしても、翌週には日常業務に戻り、相手の記憶から薄れていきます。そこで、名刺交換後に「売り込み」ではなく「役立つ情報」を届けます。たとえば、翌日にお礼メールを送り、その中で「よくある質問ページ」や「初心者向け解説記事」を1本だけ紹介します。さらに、月1回のメルマガで新しい記事を案内すると、「また役立つ情報が届いた」という印象が積み重なります。重要なのは、最初から長文を送らないことです。短く、読む負担を小さくし、必要な人が必要なページにたどり着ける形がベストです。結果として、相手が課題を感じたタイミングで「一度相談してみよう」と思い出してもらいやすくなります。
- 名刺交換の翌日にお礼メールを送る
- 記事リンクは1〜3本程度に絞る
- よくある質問をサイト上に用意して置く
- 月1回のメルマガで情報提供を続ける
- 本文は3分で読める量に短くする
- 反応が良い記事テーマを見極めて増やす
資料請求後に理解を深める記事を届ける例
資料請求があったのに、その後の返信がない場合、相手は「比較検討」をしている最中である可能性が高いです。この段階では、追加で“判断材料”を渡すと効果が出やすくなります。たとえば、資料送付の翌日〜数日後に、関連する解説記事を2〜3回に分けて送ります。送る内容は「費用の考え方」「よくある失敗」「導入の流れ」など、検討の不安を減らすものが良いです。ここで重要なのは、連絡の目的を「確認」や「催促」にしないことです。「検討に役立つ情報をお送りします」という姿勢で届けると、相手も受け取りやすくなります。さらに、サイト側に「比較ポイント一覧」や「導入までの流れ」を置いておくと、社内で共有されやすくなり、相談への前進につながります。
- 資料送付後に追加の役立つ情報を送って案内する
- 記事は2〜3回に分けて小分けに送信する
- 費用や流れや失敗例を優先して内容を選ぶ
- 催促や確認目的の連絡にならないよう避ける
- 比較ポイントをサイト上にまとめて置く
- 社内で共有しやすい資料を用意して促す
無料診断をきっかけに相談につながる例
検討が進んでも、「問い合わせ」をするのは勇気がいります。特に中小企業の担当者は、売り込まれることを避けたい気持ちが強いことがあります。そこで有効なのが、無料診断やチェックリストです。たとえば、フォームで簡単な質問に答えると、3日以内にA4で1〜3枚の診断レポートが届く仕組みを用意します。相手は「まずは現状を知りたい」という気持ちで申し込みやすく、こちらも回答をもとに話ができます。さらに、レポートの最後に「必要なら30分だけ相談できます」と案内すれば、自然に次の行動が生まれます。ポイントは、入口を小さくし、結果を具体的に返し、相談のハードルを下げることです。
- 無料診断に申し込める入口を用意する
- 質問数を必要最小限に減らして負担を下げる
- 3日以内など結果返却の期限を明確にする
- A4で読み切れるボリュームのレポートに整える
- 最後に短時間相談の案内を添える
- 押し売り感のない文面になるよう作る
無料診断が選ばれやすい理由
無料診断が選ばれやすいのは、「契約の前に、状況を整理できる」からです。BtoBの担当者は、社内で説明する必要があることも多く、いきなり商談に進むより、まず現状を把握したいと考えます。無料診断は、相手の頭の中にある悩みを言葉にし、優先順位をつける助けになります。また、診断結果が文章でまとまっていると、社内共有しやすく、検討が前に進みます。ここで大切なのは、診断が“テスト”にならないことです。点数で脅すのではなく、「改善すると伸びるポイント」を具体的に示すと、相手は前向きに受け取れます。結果として「一度話を聞いてみよう」という自然な流れが作れます。
- 悩みを言語化して整理することで判断を助ける
- 社内で共有できる資料として残して作る
- 改善ポイントを具体的に示して伝える
- 点数で不安をあおる表現は避ける
- 次の行動を自然に選べるよう促す
- 信頼を先に積み上げる姿勢を高める
相談への心理的ハードルを下げる工夫
相談のハードルを下げるには、「時間・内容・次に何が起きるか」を明確にすることが効果的です。たとえば「30分だけ」「現状の整理が目的」「売り込みはしません」と書くだけで安心感が増します。また、相談の前にチェックリストや診断結果があると、話す内容が具体的になり、相手は無駄な時間だと感じにくくなります。さらに、申し込みフォームの項目が多いと途中で離脱するため、最初は必要最小限にします。相談後にどう進むのかも、選択肢として示すのが良いです。「相談だけでもOK」「資料をお送りします」「必要なら見積もり」というように段階を作ると、相手は自分で選べる感覚になり、行動しやすくなります。
- 相談時間と目的をあらかじめ示して明確にする
- 売り込みしない方針であることを文章で書く
- フォーム項目を最小限に減らして負担を下げる
- 事前に回答や必要な資料を揃えて用意する
- 相談後の選択肢を段階的に作って示す
- 予約や日程調整の手間を減らすよう整える
よくある質問
見込み客育成の話をすると、「すぐ成果が出ないのでは」「手間が増えるのでは」といった不安がよく出ます。ここでは、現場でよくある疑問を3つに絞り、実務としてどう考えると良いかを整理します。結論から言うと、短期の成果だけで判断すると失敗しやすい一方、少ない手間で続く形にすれば、長期で大きな差になります。大切なのは、最初から大きくやりすぎないことと、相手の検討段階に合わせて情報を出すことです。
すぐに成果が出ないと意味がないのでは?
BtoBでは、問い合わせや受注までに時間がかかるのが普通です。そのため、見込み客育成は「今月すぐ増えるか」だけで評価すると、続きません。代わりに、途中の変化を見るのがポイントです。たとえば、資料請求後に記事を送るようにしたら返信が増えた、無料診断の申し込みが月に2件出た、メルマガのクリックが増えた、といった変化です。これらは“相談に向かう動き”なので、最終成果の前段として価値があります。もちろん、効果を出すには継続が必要ですが、最初は月1本の記事と月1回のメルマガでも十分です。積み上げるほど、過去の記事が後から効いてくるので、時間が味方になります。
- 最終成果だけを見て判断しないようにする
- クリック数や返信数など途中の指標を測る
- 月1本でも更新を止めずに続ける
- 記事は資産として積み上がると理解する
- 短期と長期の期待値を分けて整理する
- 最初から施策数を増やしすぎないよう絞る
メルマガや記事はどれくらいの頻度が必要?
結論から言うと、無理のない頻度で継続できることが最優先です。理想は週1回などと言われることもありますが、現実的でないなら続きません。BtoBの場合、月1回のメルマガでも十分に役割を果たします。重要なのは「内容の質」と「一貫性」です。毎回のテーマがバラバラだと、相手の理解が進みません。よくある質問、費用の考え方、導入の流れ、事例といった基本テーマを繰り返し扱うほうが、むしろ理解が深まります。記事も、最初は3本程度の基礎記事を整えるだけで効果が出やすくなります。そこから、反応が良いテーマを追加すれば、少ない工数で伸ばせます。
- 継続できる発信頻度を最優先で選ぶ
- まずは月1回のメルマガ配信に決める
- テーマを基本に絞って繰り返し揃える
- 基礎となる記事を最初に3本用意する
- 反応の良いテーマだけを見極めて増やす
- 更新がゼロになる期間を作らず止めない
営業が苦手でも本当に効果はある?
営業が苦手な会社ほど、見込み客育成は相性が良いことがあります。理由は、Webと文章は「落ち着いて説明できる」からです。対面だと伝えきれない内容も、記事なら丁寧に整理できますし、相手は必要なところだけ読めます。また、無料診断やチェックリストのような入口を作ると、こちらから強く売り込まなくても、相手が自分の課題を整理したうえで相談してくれます。結果として、商談が“説明会”ではなく“相談”になり、会話がスムーズになります。もちろん、最後は提案や見積もりが必要ですが、その前に理解と信頼が積み上がっているため、営業が得意でなくても進めやすくなります。重要なのは、売り込むのではなく、相手の判断を助ける姿勢です。
- 文章での説明を丁寧に整理して整える
- 相手の判断材料を先に用意して助ける
- 無料診断を使った相談型の入口を作って置く
- 商談の形を説明会から相談へと変える
- 押し売り感が出ないような設計にする
- 信頼を先に積み上げておく姿勢を持つ
まとめ|見込み客は「育てる」ことで成果につながる
見込み客は、放置すると自然にゼロになります。しかし、正しい順番で情報を届ければ、少しずつ温度が上がり、「今、相談してもいいかも」という状態に近づきます。基本はシンプルで、思い出してもらう、理解してもらう、行動しやすくする、関係を保つ、の流れです。難しい施策を一気にやる必要はありません。まずは、よくある質問を記事にする、資料請求後に役立つ記事を案内する、無料診断やチェックリストを用意する、といった“すぐできる一歩”から始めるのが現実的です。
Webで仕組み化できると、営業の負担が減り、相談が来る確率が上がります。最初のゴールは「問い合わせを増やす」よりも、「相談の入口を作る」「比較の不安を減らす」ことです。今日の時点で、名刺交換や資料請求のあとに何もしていない人がいないかを見直し、まず1つだけ仕組みを追加してみてください。その小さな改善が、数か月後の大きな成果につながります。
まず取り組むなら、この3つから
最初に何から始めるかで、継続できるかどうかが決まります。おすすめは、社内で負担が少なく、効果が出やすいものからです。具体的には「よくある質問を3つ記事にする」「資料請求後に送る記事を1本用意する」「無料診断かチェックリストの入口を作る」の3つです。これらは、今ある営業活動を置き換えるのではなく、補助する施策なので導入しやすいです。さらに、メルマガは月1回でも十分なので、運用が続きます。重要なのは、完璧に作ってから始めるのではなく、最低限の形で動かし、反応を見ながら改善することです。小さな一歩を積み重ねるほど、Webは強くなり、問い合わせや資料請求の質も上がっていきます。
- よくある質問を3つ選んで記事として作る
- 資料請求後に案内する記事を1本用意する
- 無料診断やチェックリストの入口をサイトに置く
- 月1回のメルマガ配信日を決めて固定する
- クリック数や申込み数を毎月測って確認する
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