営業やお問い合わせの数はそれなりにあるのに、成約までつながる件数が少ないと感じていれば、その原因は「見込み顧客フォロー」にあるかもしれません。せっかく名刺交換や資料請求、問い合わせがあっても、その後のフォローがうまくいっていないと、見込み顧客は他社に流れてしまったり、検討自体をやめてしまったりします。一方で、特別なITスキルがなくても、基本的な考え方といくつかの仕組みを用意するだけで、見込み顧客フォローは十分に実践できます。このページでは、難しい専門用語をできるだけ使わずに、誰でも今日から始められるフォローの考え方や具体的なステップを整理しました。営業が苦手でも続けやすい方法にしぼって解説しますので、自社のやり方と照らし合わせながら、改善できそうなポイントを見つけてみてください。
こんな方におすすめの記事です
- 名刺交換のあと何をすべきか悩んでいる
- 問い合わせ後のフォロー方法が決まっていない
- 営業担当によってフォローの質に差が出ている
- 顧客リストはあるが活用しきれていない
この記事でわかること
- 見込み顧客フォローの基本的な考え方
- フォローがうまくいかない主な原因
- 継続的にフォローするためのステップ
- フォローを効率化する仕組みづくりのコツ
- 成果につなげるための具体的な工夫
見込み顧客フォローとは?なぜ大切なのか
見込み顧客とはどんな人のこと?
見込み顧客とは、「今すぐ契約する段階ではないが、将来お客様になってくれる可能性がある人」のことです。例えば、展示会で名刺交換をした相手や、資料請求をしてくれた企業、セミナーに参加してくれた参加者などが代表的です。まだ検討の初期段階で、情報収集をしているだけの人もいれば、社内で稟議を通している途中の人もいます。共通しているのは、こちらのサービスや商品に何らかの興味を持っている点です。この層に対して適切に情報提供を続けていくことで、検討のタイミングが来たときに「最初に思い出してもらえる会社」になることができます。逆に、何もアプローチをしないまま放置してしまうと、せっかくの接点がなかったことになり、営業活動の効率が大きく下がってしまいます。
- 名刺交換した相手を見込み顧客と捉える
- 資料請求や問い合わせの相手を記録する
- セミナーや展示会の参加者をリスト化する
- 過去に見積もりを出した企業を残しておく
- 検討中で保留になった案件も管理しておく
- 興味を示したSNSフォロワーも候補に含める
フォローが成果につながる理由
多くの企業では、「今すぐ契約したい」というお客様は全体のごく一部にすぎません。多くの見込み顧客は、社内の予算の状況や担当者の忙しさ、比較検討中の他社の存在など、さまざまな事情から「少し時間をおいて考えたい」という状態にあります。このタイミングで、こちらから役立つ情報や事例紹介、ちょうど良い頻度の連絡があると、「この会社は親切で安心できる」と感じてもらいやすくなります。フォローを続けることで、信頼残高が少しずつたまり、いざ検討が具体的になったときに声をかけてもらえる確率が高まります。逆に、最初の接点だけで終わってしまうと、せっかくの候補から外れてしまい、新規開拓をゼロからやり直すことになり、営業コストが大きく膨らんでしまいます。
- 検討タイミングが来たときに思い出される
- 継続した情報提供で信頼を積み上げる
- 価格だけで選ばれない関係性をつくる
- 他社より先に相談される確率を高める
- 新規開拓のコストを抑えて受注を増やす
- 紹介や口コミにつながる土台をつくる
フォローがうまくいかない3つの原因
最初の接点だけで終わっている
よくあるパターンは、展示会や商談、問い合わせに対して一度だけ資料を送ったり、お礼のメールを出したりして、そのまま連絡が途切れてしまうケースです。これは、現場の忙しさや、フォローのルールが決まっていないことが原因になっていることが多くあります。「反応がなかったから脈がない」と判断してしまうこともありますが、実際には相手が忙しくて返信できていないだけの場合も多いものです。最初の一回で判断するのではなく、一定期間の間に複数回の接点を持つ前提でフォロー設計をしておくことが重要です。一度きりの連絡で終わらせないためには、あらかじめメールの回数や内容を決めておき、誰が見ても同じ対応ができるようにする工夫が役立ちます。
- 展示会後にお礼だけで終わらせない
- 問い合わせ後に二回目の連絡を必ず送る
- フォロー回数とタイミングをあらかじめ決める
- 担当者任せにせず会社のルールに落とし込む
- 未返信でも一定期間はフォローを続けてみる
- フォロー履歴を残して抜け漏れを防止する
フォロー内容が営業色が強すぎる
フォローというと、「見積もりのご検討状況はいかがでしょうか」「ご注文いかがですか」といった営業トークになりがちです。しかし、見込み顧客の多くはじっくり検討したい段階にあり、何度も売り込みの連絡が来ると、心理的な負担や警戒心が強くなってしまいます。その結果、メールを開かなくなったり、連絡自体を避けるようになったりすることもあります。大切なのは、「売り込み」ではなく「役立つ情報の提供」という姿勢でフォローを行うことです。具体的には、業界のニュース、事例紹介、よくある質問への回答、チェックリストなどを通じて、相手の検討を助ける内容にすることで、自然と関係性を深めていくことができます。営業色を薄めることで、相手が安心してコミュニケーションを続けやすくなります。
- 売り込みではなく情報提供を意識する
- 業界の事例や成功パターンを紹介する
- よくある質問への回答をまとめて送る
- 相手の検討を助ける資料を用意しておく
- 「今すぐ契約」を迫る表現を控えめにする
- 相手の状況を気づかう一言を添えて送る
顧客の興味やタイミングを把握できていない
見込み顧客のフォローがうまくいかない背景には、「誰が何に興味を持っているのか」「今どの段階にいるのか」が整理されていないことも大きく関係します。例えば、価格に敏感な企業と品質重視の企業では、響く情報がまったく違います。また、検討初期の相手に詳細な見積もりの話をしてもピンとこない一方で、導入直前の相手には具体的な運用イメージを伝える必要があります。これらを同じメッセージで一斉にフォローしてしまうと、「自分向けの情報ではない」と感じられ、反応が薄くなります。簡単なメモでもよいので、問い合わせ内容や過去の会話から、相手が重視しているポイントや検討状況を残しておくことで、次のフォロー内容を調整しやすくなります。
- 問い合わせ内容から関心分野をメモに残す
- 予算感や導入時期の目安を会話で確認する
- 検討段階ごとに送る情報を分けて用意する
- メールの開封状況なども簡単に記録しておく
- 電話や訪問後に気づいた点をすぐ記録する
- 社内で顧客情報を共有する仕組みを整える
見込み顧客を継続的にフォローする基本ステップ
1. 顧客リストを整理する
継続的なフォローの出発点は、「誰に対してフォローをするのか」をはっきりさせることです。名刺の束やメールの受信トレイ、営業担当者の頭の中だけに見込み顧客の情報が散らばっていると、どうしても抜け漏れが発生してしまいます。まずは、会社名、担当者名、連絡先、接点のきっかけ、興味を持っているサービス、次回フォローの予定日など、最低限の情報を一覧で管理できるようにしましょう。最初はエクセルやスプレッドシートでも構いません。重要なのは、誰が見ても状況がわかる形で一元管理することです。ここが整っていれば、新しい見込み顧客が増えたときもスムーズに追加できますし、一定期間フォローできていない相手を簡単に見つけることもできます。
- 名刺情報をエクセルや表に入力する
- 会社名と担当者名を正しく整理しておく
- 接点のきっかけを簡単にメモしておく
- 興味のあるサービスを項目として残す
- 次回フォロー予定日を必ず記録しておく
- 担当者ごとのリストではなく共通リストにする
2. 興味度合いに応じた情報を用意する
すべての見込み顧客に同じ内容を送るのではなく、「まだ情報収集段階の人」「具体的に比較検討している人」「導入の直前にいる人」といったように、興味度合いに応じた情報を用意するとフォローの質が高まります。例えば、情報収集段階の人には、業界の基礎知識や他社事例、意思決定に役立つチェックリストが有効です。一方で、比較検討段階の人には、自社と他社の違いや導入後の具体的な効果、コスト感が伝わる資料が喜ばれます。導入直前の人には、スケジュールや運用イメージ、サポート体制がわかる情報が重要になります。このように、段階ごとに「相手が知りたいことは何か」を考えながらコンテンツを用意しておくことで、フォローが一方的なものではなく、相手の意思決定を助けるものになります。
- 見込み顧客を検討段階ごとに分けて考える
- 情報収集段階向けの基礎資料を用意する
- 比較検討向けの事例や比較表を作成する
- 導入直前向けのスケジュール表を準備する
- 段階ごとに送るメール文例を作っておく
- よく聞かれる質問を一覧にまとめておく
3. 定期的に接点をつくる
見込み顧客フォローは、一度きりではなく「適度な間隔で継続すること」が成果につながります。とはいえ、毎週のように電話営業をする必要はありません。むしろ、しつこいと感じられてしまうと逆効果です。そこで、メールやニュースレター、セミナー案内、年に数回の電話フォローなど、複数の手段を組み合わせて、無理なく続けられる接点づくりを考えます。例えば、月に一度のメールマガジンで役立つ情報を送ったうえで、導入に近そうな相手には個別にフォローの電話を入れる、といった形です。重要なのは、会社としての「基本のリズム」を決めておき、その枠の中で各担当者が動けるようにすることです。
- メールや電話など接点の手段を整理する
- 月次や隔月など基本のフォロー頻度を決める
- 営業担当が変わっても同じリズムを守る
- フォローの履歴を残して重複連絡を防ぐ
- 反応の良い相手には接点を少し増やしてみる
- しつこく感じられない頻度を社内で共有する
メール配信・ニュースレターの活用
メール配信やニュースレターは、多くの見込み顧客に対して、同じタイミングで情報を届けられる効率の良い手段です。特に、中小企業の場合、営業担当の人数には限りがありますから、すべてを個別対応しようとするとどうしても手が回らなくなってしまいます。そこで、月に一度程度、業界の情報や事例紹介、自社の取り組みなどをまとめたメールを送ることで、「最近どうですか」とわざわざ電話をしなくても、自然に思い出してもらうきっかけをつくることができます。ただし、宣伝ばかりになってしまうと読まれなくなるため、「読んでよかった」と感じてもらえる内容を意識することが大切です。開封率や反応が良かったテーマを記録しておくと、次回以降の企画にも活かせます。
- 月一回程度の配信頻度を目安に決める
- 宣伝だけでなく役立つ情報を中心に構成する
- 事例紹介やコラムなど読み物要素を入れる
- 件名で内容がイメージできるよう工夫する
- 配信先リストを定期的に見直して更新する
- 反応の良いテーマをメモして次回に生かす
展示会やセミナー後のフォロー
展示会やセミナーは、一度に多くの見込み顧客と出会える貴重な場ですが、その場限りで終わってしまうと効果が半減してしまいます。名刺交換をしたあと、当日や翌日にお礼メールを送る企業は多いですが、そこで終わらせずに、その後のフォローをあらかじめ設計しておくことが重要です。例えば、「一週間後に関連資料の送付」「二週間後に簡単なヒアリングのご案内」といったように、段階的に接点を用意しておくと、相手側も検討のスピードを合わせやすくなります。また、セミナーのアンケートで関心度や課題感を聞いておけば、あとから優先してフォローすべき企業も見分けやすくなります。イベントは準備で忙しくなりがちですが、フォローまで含めて一つのプロジェクトとして考えることが大切です。
- 名刺交換直後にお礼メールを必ず送信する
- フォロー用のメールテンプレートを用意しておく
- アンケートで関心度や課題をヒアリングする
- 一定期間で複数回の接点を計画しておく
- 関心度の高い相手を優先的にフォローする
- イベントごとに結果と改善点を社内で共有する
SNSでの継続的な発信
SNSは、日頃から情報発信を続けることで、自社を思い出してもらうきっかけを増やせる手段です。見込み顧客の担当者が個人としてSNSを利用している場合、フォローしてもらうことで、メルマガとはまた違ったライトな接点をつくることができます。投稿内容は、自社サービスの宣伝だけでなく、現場の様子やスタッフの紹介、業界のちょっとした豆知識など、親しみやすく役に立つものを織り交ぜると効果的です。また、見込み顧客の発信にいいねやコメントをすることで、一方通行ではないコミュニケーションが生まれます。ただし、投稿が長期間止まっていると「動いていない会社」という印象を与えることもあるため、無理のない頻度で続けられる運用ルールを決めておくことが重要です。
- SNSで会社公式アカウントを整備しておく
- 週一回など無理のない投稿頻度を決める
- 現場の様子やスタッフ紹介も発信に混ぜる
- 役立つ業界情報や豆知識を定期的に投稿する
- 見込み顧客の投稿にも反応して関係を深める
- 宣伝投稿と情報投稿のバランスを意識する
フォローを効率化する仕組みづくり
CRMやMAツールを使った管理
見込み顧客が増えてくると、手作業だけでは管理が追いつかなくなります。そこで役立つのが、CRM(顧客管理システム)やMA(マーケティングオートメーション)と呼ばれるツールです。これらを使うと、顧客情報や対応履歴、メールの開封状況などを一元的に管理できるようになり、「誰にいつ何を送ったか」がすぐにわかります。はじめから高機能なツールを使う必要はなく、無料や低価格で始められるものも多くあります。重要なのは、ツールを導入すること自体ではなく、「どの情報をどのように記録し、フォローに活かすか」を社内で決めることです。最初はシンプルな項目から運用を始めて、必要に応じて少しずつ項目を増やしていくと、現場の負担を抑えながら定着させやすくなります。
- まずはエクセル管理から段階的に移行する
- 顧客情報と対応履歴を一元管理にまとめる
- 無料または低価格のツールから試してみる
- 入力項目を絞って現場の負担を減らす
- 「誰が見てもわかる画面」を目指して設計する
- 定例会で運用状況を振り返り修正していく
テンプレート化・自動化のメリット
フォローを継続するためには、担当者の経験やセンスに頼りすぎないことが大切です。毎回ゼロからメール文面を考えたり、電話のトーク内容をその場で組み立てていると、時間もかかり、質にもばらつきが出てしまいます。そこで有効なのが、メール文や資料、電話トークをテンプレート化しておくことです。よく使う文面をパターンとして用意しておけば、新人でも同じレベルの対応がしやすくなり、スピードも上がります。また、一部のメールはツールを使って自動配信にしておくことで、担当者が不在でも基本的なフォローが途切れません。すべてを自動化する必要はありませんが、「定型的な連絡は仕組みに任せて、個別対応に時間を使う」という考え方が、中小企業にとって無理なく続けられるやり方です。
- よく使うメール文をテンプレート化しておく
- 電話トークの基本フローをシートにまとめる
- 初回お礼メールなど定型連絡は自動配信にする
- テンプレートを定期的に見直して改善する
- 新人が使っても違和感のない内容に整える
- 個別対応が必要な場面に時間を割り振る
効果を高めるためのポイント
相手に「役立つ情報」を届ける意識
フォローの目的は「売り込むこと」ではなく、「相手の検討を助けること」です。そのためには、自社が伝えたいことだけでなく、「相手が知りたいことは何か」を常に意識する必要があります。例えば、導入した企業がどのように成果を出したのか、よくある失敗事例とその防ぎ方、社内説明に使える資料などは、検討している担当者にとって大きな助けになります。また、業界の最新動向や法改正情報なども、タイミングよく届けると喜ばれます。このように、「この情報は先方の仕事にどんな良い影響があるか」を考えながらフォロー内容を決めていくと、自然と信頼関係が深まり、自社への相談も増えていきます。
- 「相手が得をする情報か」を必ず自問する
- 成功事例と具体的な数字を紹介して伝える
- 失敗例と防止策も正直に共有して信頼を得る
- 社内説明に使える資料をセットで提供する
- 業界ニュースを自社視点でわかりやすく解説する
- 情報の押し付けにならないよう量を調整する
すぐに売り込まない信頼構築の姿勢
見込み顧客との関係づくりでは、「今すぐの受注」だけを追いかけない姿勢が重要です。相手は、価格だけでなく、担当者の人柄や会社としての姿勢、トラブル時の対応など、さまざまな面を見て判断しています。ここで、最初から契約を迫るようなコミュニケーションばかりだと、「契約したあとも押し売りされるのではないか」と不安に感じられてしまいます。反対に、相手の状況を丁寧に聞き取り、今すぐ導入が難しい場合でも無理に迫らず、「今できる範囲で役立つ情報を提供する」というスタンスで接すると、長期的な信頼関係につながります。このような関係性ができていると、将来の案件だけでなく、別の部署や知り合いを紹介してもらえる可能性も高まります。
- 契約を急がせる表現を極力控えるようにする
- 相手の事情や社内状況を丁寧にヒアリングする
- 導入が難しい場合も無理な提案をしない
- 今できる範囲での解決策を一緒に考える
- 長期的な関係づくりを前提に会話を組み立てる
- 他部署や知人紹介につながる接し方を意識する
フォロー内容を定期的に見直す
見込み顧客フォローは、一度仕組みを作って終わりではありません。実際に運用してみると、「このメールには反応が多い」「この案内にはほとんど返信がない」といった違いが必ず出てきます。こうした結果を見ながら、定期的にフォロー内容を見直していくことで、少しずつ効果を高めることができます。例えば、メールの件名を変えてみる、送るタイミングを調整する、本文をもう少し短く読みやすくする、といった小さな改善でも構いません。また、営業担当者から現場の声を集めることで、実際の会話の中で喜ばれた話題や質問もフォローの内容に組み込めます。半年に一度でも良いので、フォロー全体を振り返る場をつくることで、「やりっぱなし」にならず、常に現場に合った形に進化させることができます。
- メールの開封率や返信率を簡単に記録する
- 反応の良い件名や本文を社内で共有する
- 送信タイミングを変えてみて違いを確認する
- 長すぎる文章を簡潔に整理し直してみる
- 営業担当の生の声を定例会でヒアリングする
- 半年ごとにフォロー設計を見直す時間をとる
まとめ
見込み顧客フォローは「継続」と「信頼」がカギ
見込み顧客フォローは、特別なテクニックや高価なシステムがなければできないものではありません。大切なのは、名刺交換や問い合わせといった「最初の接点」で終わらせず、相手の検討を助ける情報を、無理のないペースで継続して届けることです。その積み重ねが、「この会社なら任せても大丈夫だ」という信頼につながります。本記事でご紹介した、リストの整理、興味度合いに応じた情報提供、メールやイベント後のフォロー、簡単な仕組み化などは、今日から少しずつ始められる内容ばかりです。一気に完璧を目指す必要はありませんので、自社で実践しやすいところから一つずつ取り組み、継続して改善していくことを意識してみてください。
- 最初の接点で終わらせずに継続接点を作る
- 売り込みではなく相手の検討を助ける姿勢を持つ
- 小さな仕組み化から始めて負担を減らす
- 顧客リストを整えて抜け漏れを防止する
- 継続的な情報提供で信頼残高を増やしていく
- 完璧よりも「続けられる形」を優先して決める
小さな工夫で成果を積み上げよう
最後に、実際の一歩として何から始めるかを考えてみましょう。例えば、まずは直近半年で名刺交換や問い合わせがあった企業のリストを作り、簡単なお礼と近況報告を兼ねたメールを送ることからでも十分です。その際、本記事で紹介したような事例やチェックリストを添付すると、単なる「ご無沙汰メール」ではなく、相手の役に立つ連絡になります。また、次回のフォロー予定日を必ず記録しておくことで、「時間が経って存在を忘れていた」という状態を防げます。こうした小さな工夫を積み重ねることで、半年から一年後の受注数が少しずつ変わってきます。もし自社だけで仕組み化が難しいと感じる場合は、外部の専門家に相談し、最初の設計だけサポートしてもらうのも一つの方法です。
- 直近の名刺や問い合わせからリストを作る
- 簡単なお礼と近況報告メールを送ってみる
- 役立つ資料や事例を一つ添付して送信する
- 次回フォロー日を必ず記録して管理する
- 社内でフォローの基本ルールを共有しておく
- 必要に応じて専門家に設計の相談をしてみる
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